2019年5月31日金曜日

今日が自分史上ベスト!

今朝7時半の外気温はマイナス1.1℃。
起きた時はマイナス2.5℃でした。

 テラスも凍りついています(^^;;

お天気は快晴で、氷も溶けてどんどん暖かくなっていきます。昨晩降った雪を被った山がとても綺麗です!

本日のメニューは、2マイル(3.2キロ)を速めのテンポペースで3本。

滞在先からすぐに解放しているトラックがあるので非常に便利です(^^)

標高2700mでのペース感覚を掴むために行いました。

若干遅く感じはしたものの、目立ったペースダウンはなく、感覚は良いです。




まだなんとも言えないですが、例年より高地の影響を感じていないような気がします。

例年と比べて食事で変えている点は

毎日のサン・クロレラの摂取。

タンパク質多めに摂取。
だいたい体重1kgに対して2g。

赤ビーツパウダーや赤パプリカを例年よりも倍ほど摂取。

このまま高地順化がうまくいけば嬉しいです!

トラック練習の後はクールダウンペースでご褒美トレイルラン!

MTBと一緒でトレイルに入らないと気持ちよく終われません(^。^)高地のピリッと冷たい空気も超気持ち良いです!

 ランの終わりにはジムに寄ってコレクティブエクササイズ。


縄跳び
ヒールウォーク
バンドを使ったサイドウォーク 
ヒップハイカー
シングルレッグティップオーバー
ケトルベルスイング
ボックスラン
プランク3種
スイマー
など

日によって若干変わりますが、補強エクササイズを週2−3で行なっています。

怪我防止やフォームの補強目的です。

アメリカのコーチの指導の下、2ヶ月目ですが大きな怪我もなく、身体とフォームが安定してきている感覚があります。

ランニングフォームは日本の「あしラボ」さんへ動画を送って定期観察&修正を行っています。
学ぶことばかりで、感謝とともに成長を楽しんでいます。



日々

弱い部分を、

できないことを

探し

見つけ

すごく悔しいけれど

それらを認め

受け入れ

改善策を必死に模索し

葛藤しながらも

前へ進み

時に後退し

それでも前へ進みたくて

少しでも昨日の自分より成長したくて

”あの頃がベストだった”
なんて絶対に言いたくない

今日が自分史上ベスト

毎日そう言えるよう

胸を張って生きたい。








2019年5月30日木曜日

雪のブレック。パイニーちゃん初めまして!

今日も元気にライディング!

ブリッケンリッジの積雪の様子を見に行ってきました。



MTB天国ブリッケンリッジは週末のみですが、まだスキー場営業しております(^^;;

異常気象?!
例年よりこの時期の雪の量がかなり多いです。
まだ降雪もあるので驚きです。今日もパラついています(^^;;

トレイルライドはもう少しかかりそうですが、雪景色も美しいです(^。^)

ライドから帰るとチームメートが愛犬を連れて会いにきてくれました(^^)パイニーちゃんです!超かわいい!
 テキサスで捨て子として保護され、シェルターから引き取ったとのことです。

パイニーちゃん、これから一緒に遠征とかもすると思うのでよろしくね!(^^)!

今日も大好きな具材を沢山入れたパワーサラダでリカバリー!

明日は、ランニング。
トレイルランという新しいスポーツで自分を高める喜びと楽しみが倍増しています。

皆さんも素晴らしい明日を!


2019年5月29日水曜日

今、この瞬間は二度と来ない!

昨晩から今日にかけて雪模様な
コロラド州フリスコからこんにちは!

朝、少し晴れ間も見えていたので思い切ってトレーニングライドへ出かけました。

ライド中の平均気温は2℃でした。最低は0℃。
雪は積もる感じではないですがぱらついていました。


テンポ(ZONE3)60分走を入れた2時間強のライドでしたが、まだ足は重く、息苦しく、少し手こずりました。

ライド中の平均標高は2882m。

パワーはフェニックスでのテンポトレーニングと比べると心拍数に対して15ワット前後低くなっている感じです。RPEも高く感じますね。寒さなども影響していると思いますが、ここからスタートです(^^)

厳しい天候ですが
雪景色のロッキー山脈も美しく、最高です!

ライド後はリカバリー走へ。

ジョグペースで身体と対話する感覚がとても気持ち良いです!

ランの後はジムトレーニング。
今日はバイク・ラン・ジムのフルコースでした。

昨年と同じジムに入会しました。

定休日なしの24時間営業、滞在先からも近く、設備も整っているのでとても便利です(^^)

入会費はなく、月$49で使いたい放題です。
ビジターには嬉しいです。


「自分はまだまだこんなものではない!」
「もっともっと成長できるはずだ!」

素晴らしい大自然の中で、

毎日自分と向き合い、

成長するためにもがき、

学び、

楽しみ、

充実した生活を送っています。

新しいチャレンジ・冒険を求め続け

ワクワクドキドキする方向へ進み続け

夢を少しずつ叶えながら生きています。


二度と来ない今この瞬間を

思い切り生きます!

You Only Live Once! 





2019年5月28日火曜日

標高2700+mへ高地順応。

毎年感じますが、
この標高2700m+への順応は一筋縄では行きません。

例年は低地と同じ高強度メニューをこなせるまでに私の場合、(その年によって違うのですが)10日間〜2週間かかります。

もちろんパワーも低下します。

自転車のワットだと、この標高で私はだいたい12−15%減ですね。


運動強度はまだ高めずに、ZONE1-2メインに行います。

食事でも血液の運搬能力を助けると言われるものを積極的に摂ったりしています。例えば、赤ビーツ、色の濃い緑黄色野菜など。

いつも以上に水分補給。

横になる時間、睡眠時間を多めに。

など、できるだけ順応を早める対策をしています。


 じっとしている時の方が頭がぼーっとしたり、だるくも感じたりします。

逆に軽い運動をすると、身体の循環も良くなり、酸素を取り入れるので気持ちが良いです。

今日もジョギングしている時の方が血流が促されて、元気も気分も上がります!

加えてこの絶景がテンションアップを加速させます(^^)

向こう2週間は高地順応にフォーカスします。

シリーズ初戦3週間前から現地入りするには周囲の理解や協力を得たり、容易なことばかりではありません。一人じゃない。皆も一緒に目標へ向かってくれていることを改めて感じさせられます。本当に感謝です。

これも悔いなくベストな状態でスタートへ立つためのステップです。

焦らず、確実に順応して調子を上げていきます!

今日も栄養&元気盛り盛りスーパーサラダを食べて、リカバリー!

2019年5月27日月曜日

今年もやってきました!コロラド生活スタートです(^^)

お世話になったアリゾナ州フェニックスを離れ、
コロラド州フリスコへとやって参りました。

移動中のお供。
人類は文明と比例して進化しているのか?
疑問を感じさせる本です。引き続き時間を見つけて読み進めたいと思います。
今朝のフリスコは快晴!
外の気温は1.5度(汗)
さすが標高2700mです。
 
今年も禅先輩に会えました(^^)
よろしくお願いします!

 標高への反応も見るために早速、MONTEZUMA方面へ中距離ライド!


山方面へ来ると雪がまだまだ残っています。

今年はこの時期にしては雪が多いです。
まだ雪予報もあるのでトレイルはもう少しお預けのようです(^^;;


もう少し上まで行きたかったけれど、積雪のためにここでストップ。


ここの標高で10264フィート=3124メートルです。

ターゲットレースのレッドマンシリーズは、基本この標高が戦場なのでいかに高地順応できるかがキーとなります!


というわけで!

いよいよ今年も恒例のコロラド長期遠征が始まりました!

毎年、何度、いつ来ても毎回「素晴らしい!」っと思わされます。

この最高の環境で活動できることに、ご縁に、応援してくれる人達に、関わる全てに、感謝です。

これからもよろしくお願いします!



2019年5月25日土曜日

アリゾナ最後の充実トレーニングライド!

今回の長期アリゾナ合宿最後のトレーニングライド終えてきました!

 2分のVO2max域(2分レスト)10回リピート。

実はFTP以上のワークアウトはすごく久しぶりでした。

1本目から地獄を見てきました(笑)。
3本目あたりから徐々に数値が落ちてきましたが、また少し巻き返して10本なんとかVO2max域内で終えることができました(後半はギリギリでしたが!)。

ウルトラランの疲労も多少あるとは思いますが、追い込めました。自転車ではランほどのダメージを感じませんでした。

追い込んでいる2分は非常に長く感じます。
顔は苦痛に歪み、喉には血の味がして、足も悲鳴を上げる中、「まだかまだか」と思いながらもきっちり追い込みます。

これを10本か・・・1本目終えた時点で正直震えがくるほどビビります。キャリアが長くても、強くなっても、強くなるたびに設定強度は上がるのでキツさは変わることはありません。

この日々のトレーニングを乗り越え、強くなる自分を想像し、目標レースのスタートラインに「自分はやるだけやってきた!」と後悔なく自信を持って立ちたい・・・

そう思うとやる気が湧き上がってきます。
自分に負けたくない。
後悔したくない。

たった一度しかない人生です。

この2分X10回は、人生の中で見たらほんの少しの時間ですが、自分ととことん向き合って、成長できる超濃密な時間です。スマホぼーっと眺めてたらあっという間に過ぎる時間です。

もちろん、息抜きの時間も大切ですが(^^)

↓トレーニング後、ご褒美の豪華なビッグサラダ!


よく動いて、美味しくて身体に良いものをよく食べて、よく休む(^^)強くなる基本です。

さて、明日は暖かいフェニックスから、まだ雪国のコロラドへ飛行機移動です^^;

これから怒涛のパッキング頑張ります!

お知らせです。

現在発売中のサイクルスポーツ7月号にアスリートフード研究家・池田清子がアドバイザーとして登場しております。きっと役立つ情報満載なのでぜひご覧ください!







2019年5月24日金曜日

愛おしい疲労感(^^)

本日のトレーニングは、
回復ジョグ40分とランニングドリル。


昨日の自転車では結構踏めたので、回復してきているかなと思いきや、、、

やはりランニングとなると足が激重です(汗)。

後半は足がほぐれて若干楽になりましたが、初50kmのダメージの深さを感じました。

持てる力を出し切った結果であり、勝ちに行き、追い込んだ証拠でもあるので、この疲労感も愛おしくも思えます(笑)。

レース前に参考にしたウルトラビギナー向けの記事を貼っておきます(^^)
https://pickybars.com/blogs/the-scoop/a-beginners-guide-to-ultras
私の尊敬し、目標とするアスリートの一人。Rob Krar選手のアドバイス記事です。

Krar選手の最初のウルトラも50kmでした。文中に初ウルトラは「人生を変える体験」だと表現し、そこからウルトラにハマったとあります。

喜怒哀楽、さまざまな感情を含め、自分の心にとことん向き合い、葛藤し、それでも前へ進み、乗り越えていく。

日常にはない生きている実感を味わえる時間。

MTBの長距離も然り。

私もこの特別な時間を体験するためにチャレンジし続けているのかもしれませんね(^^)





2019年5月23日木曜日

アリゾナのありがたみを感じながらのエンデュランスライド(^^)

枯れ果ててしまったサワロサボテン。
緑の中にはしっかりとした木のような幹があります。
枯れれてもエネルギーを感じる気がします。

今日は、ウルトラランレース後初の長めのトレーニングで、3時間ちょっとのエンデュランス走。

気になっていた場所を回ってきました。

アリゾナにはアリゾナ州を縦断するアリゾナトレイル、フェニックスの周りをぐるっと囲むマリコパトレイル(315マイル!)が有名です。ちょこちょこ乗ってはいるのですが、いつか全ルート制覇したいですね(^^)

エストレラ・マウンテン・リジョナルパークのトレイル。↓

コンペティティブの名の通り、競技用に使われるトレイルとしても作られています。

そのこともあり、トレイルは一方通行です。

もちろん一方通行でないトレイルもあります。


 初めて来たパークでしたが、トレイル&トレーニング環境が整ったとても良い場所でした!

今日は時間がなく、下見程度でしたが
今度はパーク内のトレイルを制覇しに来たいですね(^^)

さて、長かったアリゾナ滞在もあと3日・・・。

ホストのおかげもあり何不自由なくトレーニング生活をすることができていて、
コンディションも上がり、
レースも優勝できてとても充実しています。

心から感謝です。

長くいると離れるのが寂しくなりますが、ターゲットのレースのためにコロラド州へ移動します。

予定している滞在地は2700mの標高でまだ雪が降っている美しくも厳しい環境。

レース地のレッドヴィルは標高3000m。

出来るだけ早めに入っての高地順応は必須です!

準備もできる限りのことをして、決して悔いのないように、堂々とスタートラインに立てるように、ベストを尽くします!

おまけ:本日のランチ↓プラントベースなパッタイに青のりかけたら激ウマでした(^^)

2019年5月22日水曜日

アドレナリンナイトラン50kmレースレポート

大会:アドレナリンナイトラン50km
開催地:アリゾナ州ファウンテンヒルズ🇺🇸
結果:優勝
タイム:4:50:13
距離:50km
STRAVA:https://www.strava.com/activities/2378976125

初ウルトラ距離(フルマラソン以上の距離)
初ナイトラン
初アメリカのトレイルランレース

「初」が多かったレースだが、優勝という最高の形でウルトラランナーデビューをすることができた。

そして、シーズン冒頭で発表した
MTBとトレイルランのウルトラ二種目でトップレベルで活動する新しい肩書き
"ウルトラマウンテンアスリート"
としても幸先の良いスタートを切れた。

今大会はナイトランなのでスタートはなんと午後7時。
眠気防止のために昼寝をしたりしてコンディションを調整。

肌が擦れる場所へのクリームの塗布、膝と足首への「ニューハレ 」テーピング、ライトのバッテリーチェック、取り付け位置、靴の紐の締め具合、補給の確認などを入念に行った。MTBとは全く違うレース準備ということもあり、慣れないながらもできる限りの準備・対策をした。

↓レース会場

ナンバーは4179。とてもアリゾナらしいユニークなデザインのゼッケン。


50kmは私の最長距離となるので、少しでも足をセーブするためにアップはせずにスタートに並んだ。

 ↓コースマップ

↓50kmコース高低差マップ

15kmループ→10kmループ→15kmループ→10kmループの50km。
すべてオフロードで基本はシングルトラックだ。路面は砂礫の砂漠地帯。

↓スタートの瞬間。

MTBの感覚で飛び出すと、ホールショットが決まりそのままシングルトラックへ突入。

昨今のMTBは100マイルなどの長距離でもスタートダッシュは全開に近いので同じようにダッシュしたが、後続が付いてこなかったので少しペースを落とし牽制。

心拍数、パワー、感覚は心地良いテンポペース。ツイスティでアップダウンなシングルトラックでもキロ5分切っているので少し速すぎるかもとペースダウンするか迷う。

湧き上がるハイテンション
目の前に広がるアリゾナのサンセットの絶景
極上のシングルトラックを疾走する快感
加えて初ウルトラレースで先頭を走っている優越感

永遠にでも続いていてほしい幸せな時間にいた。

これ以上のペースアップはしないようにだけ気をつけて、ペースダウンはせずにこのドリームタイムにとどまることにした。正しいかどうかはわからないが、この初めての体感と感覚を味わえるのも今この瞬間だけだ。

最初の登りは、2位、3位の選手が息遣いが聞こえるくらいの位置で追ってくる。

苦手だと思っている下りだったが、まさかの下りで離せるという嬉しいサプライズ。

7時22分が日没。

しかし、目が暗闇に慣れてきていたので安全確保が保てる7:45あたりまでライトをつけずにトレイルを楽しんだ。

そして砂漠の荒野から大きな月が地平線から上がってくる。
息をのむほどのダイナミックな絶景だ。

思わず荘厳な大きな月に向かってYeehaw!!!!と叫んでしまう。
コヨーテが吠える気持ちもわかる気がした。

15kmループ、10kmループ終え25km地点を依然1位で通過。
信じられないくらい気持ちよく快走できている。

スタート・フィニッシュエリアに戻ってくるとすごい歓声で迎えてくれる。日本人で目立っていたこともあったのかもしれないがすごくテンションを上げてくれる。

ドリンクのフラスコ交換もおそらく10秒かからない程度でとてもスムーズにできた。

初のウルトラトレイルランでまさか自分がレースをリードできるとは思ってもいなかったが、こうなったらいけるところまで行きたい。

途中、25kmや他のカテゴリーのランナー達と混走する場面もあるが声をかけあい、元気を分け合い、励まし合う。

30km過ぎたあたりから、左臀部に違和感が出始める。
それを皮切りに左右の腸腰筋、ハムストリングスに疲労のサインが出始める。

初50kmを最後まで楽にレースペースで走れるとは毛頭考えていなかったので、この違和感、痛み、疲労のサインが「真のスタート」と自分の中で割り切っていた。

今回特にキツかったのは、足裏の痛み。

岩や小さな石ころを踏むたびに痛みが走る。

前半は何も感じていなかったが、後半に入り、小石にも敏感になる程ダメージが来ていた。

スピードが遅くなるため避けていた深めの柔らかい砂地が逆に心地よく、最速の岩ラインを避けて、足裏にダメージが少ない砂地を走るようになった。

靴もソックスもクッションがあるものを選んでいるので、これはもう単純にまだ私の足が長時間のトレランに対して耐性ができていないだけ。

そして、月明かりが強くなると自分が持っているライトの弱さを感じ始めた。

ナイトハイキングにはとても良いライトだが、ランニングのスピードだと若干弱い。他ランナーのライトと比べても明るさが劣る。

その視界の悪さに加えて極度の疲労で足が上がらなくなってきているので、石につまづく回数が増え、転倒こそなかったもののヒヤっとする場面が幾度となくあった。これも実際に使ってみないと分からなかったのでとても勉強となった。

足首も何度か捻りかけたが、足首にニューハレ"Xテープ"を二重に貼っていて本当に助けられた。完全に捻挫していたら完走も出来なかったかもしれない。

最後の10kmループに入る40km地点。
まだ1位。

しかし、すでに身体は限界に来ていた。

止まりたいが、止まったら全身が攣って二度と動けないような気がしたので、どんなにゆっくりでもいいからとにかく前へ進み続けた。

そして、ここまで来たらどうしても勝ちたい。

情報がないので2位との差も全く分からない。

後ろにチラホラ見えるライトは2位の選手なのか、他カテゴリーの選手なのか判別はできない。

今することは決して止まらずに、前へ進み続けることのみ。

たった一歩足を地面についただけでも声が出そうな痛みが襲う。

でも、絶対に追いつかれたくない。

この時点で私の走力は終わっていた。

後は自分との精神力の勝負。

これが、ウルトラの世界の入り口なのか?!
(単にペース配分ミスかもしれないが(苦笑))

しかし、私にはMTBレーサーという強力なバックグラウンドがある。
このような修羅場は何度もくぐり抜けてきたつもりだ。

脚は限界だったが、幸い自転車で培った心肺機能は元気だ。

呼吸を力強く、素早く吸って吐いて、それに連動させて足のケイデンスを上げた。
呼吸で脚を動かし、走っているような新しい感覚。

ペースはジョギングだが、とりあえず走ることはできている。

ここまで補給は30分毎にジェル一個(100kcal)を摂取していたが、最後は20分毎にしてエネルギーをできるだけ注入。飲み物も計画通りの量を摂取していたのでエネルギー不足も感じなかったので補給はほぼ満点だったのではないだろうか。1時間あたり250kcal前後摂取。

もうすぐフィニッシュだと少し気を緩めたからか、
ラスト5kmあたりでまた新たな痛みが発生。

右側の横隔膜?腹直筋上部?その辺りが完全に攣ってしまった。
呼吸の度に悶絶の痛みが襲う。
頼りにしていた呼吸もうまくできなくなり窮地に立たされる。

でも、どうしても止まりたくない。

走りながら右腕を上げて身体を横に反ったり、なんとか伸ばすように試行錯誤する。

そこでハイドレーションベストの胸ストラップを外すと、少し楽になったような気がしたのでストラップは外してベストを手で抑えながらなんとか一番キツかった状態を脱出。

ひょっとしたらドリンクの揺れを抑えるために胸ストラップをキツく締めすぎていたのかもしれない。これも今後の参考になりそうだ。

心拍計も胸を締め付けるベルトタイプではなく、肌に直接貼る心拍計「Air Fit」を装着していて本当に正解だったと心から思った。

長時間の振動が自転車より多いぶん、身に着けるもの一つとってもストレスをいかに減らせるかがとても大切だ。

暗闇の砂漠に煌々と光るフィニッシュ地点が目に入る。
近づくにつれてノリノリの音楽も聞こえてくる。

身体の痛みが少し和らいでくる。

会場へたどり着くと歓声で迎えられ、両手を挙げて、フィニッシュゲートをゆっくりとくぐった。

優勝の歓喜
達成感
痛みの解放からの安堵

様々な思いが頭を一気に駆け巡る!

そこにMCから「日本から来たユーキ・イケダが優勝!」と嬉しいアナウンス。

インタビューで、今回が初の50kmで初ウルトラと伝えるとびっくりされたが、自分でも正直驚いたほどだ。

トレランではもちろん初優勝。
本業のMTBを含めても久しぶりの優勝。

どんな大会でも選手にとって優勝はやっぱり最高に嬉しい。
渇望していただけにこの勝利の味は格別だった。

それも今持てる力を出し切ったからこそ。
自分を超える戦い「超戦」をしたからこそ最高の味わいとなる。

もちろんすごく嬉しいのだが、今年の最大目標であるレッドヴィルでの100マイル(160km)レースへの道のりは改めて長く険しいと思い知らされる。

↓キロ毎のペース。
前半部と後半部で比較すると約35分も遅くなっている酷いペース配分(苦笑)。しかし、現状の走力でどこまであのペースで走れるかの試験としては大いなる学び。

ここから得られることは数え切れない。ピークを持っていくレースへの貴重なデータだ。

はっきり言って現状の走力では100マイル完走は怪しいだろう。

しかし、この未知のチャレンジに対する不安と興奮が同居するワクワク感が自分をさらに熱くさせてくれる。

超えなければいけない壁は確実に幾つも待っているが、成長と楽しみの予感しかない。

引き続き精進あるのみ。

たくさんの応援ありがとうございました!


 2位の人は疲弊しきっていたため早めに帰宅。出し切った証拠。走りきった全てのランナーにリスペクト。

ディレクターのノアさん。素晴らしいレースをありがとう!

アリゾナらしいトカゲの優勝トロフィー
フィニッシャーに贈られるグラス
初ウルトラ完走者に贈られるステッカー

私と共に50kmを戦ってくれた素晴らしいパートナー達。ありがとう。

ニューハレ:テーピング・ニーダッシュ(膝下)、Xテープ(足首)

GORE WEAR:R5スリーブレスシャツ
GORE WEAR:R7ショーツ
GORE WEAR:オプティヘッドバンド

AIR FIT:貼る心拍計

GU:ジェル&ドリンク