2022年8月30日火曜日

レッドビル100RUNレースレポート

大会日2022年8月20-21日 

大会レッドビル トレイル100RUN

結果:281

完走率:51%(364/717)

タイム:29時間20分14秒

距離:100マイル(160km)

獲得標高:約4800m

路面コンディション:ドライ〜セミウェット

天候:曇り時々晴れ、小雨

場所:アメリカ・コロラド州レッドビル(標高3000m)

STRAVAhttps://www.strava.com/activities/7677859112/overview#

(最後2−3マイルでGPS時計の電池切れ)


前週の「レッドビル100MTB」から休む間もなく、今週末は100マイルトレイルラン「レッドビル100RUN」へのビッグチャレンジ。


今回の私のミッションは制限時間の30時間内で

とにかく”完走”すること。


2019年にこの同レースで途中棄権した経験があるだけに、

なんとしてもリベンジを果たしたい。


苦渋を嘗めた経験もあるレースだけに、初の100マイル完走は、この「レッドビル100」で成し遂げたいという気持ちが私の中ではとても強かった。


しかしながら、前月に出場した「ONTAKE100km」で抱えている故障「足底筋膜炎」が再発して途中棄権しているだけに、正直不安を隠せない心境でもあった。


レース当日、午前1:55分起床。


まずは朝食をしっかりと摂る。

この日はお気に入りのグラノーラにたっぷりのオーツミルク、そこにビーツパウダーとクロレラパウダー、そしてバナナとベリーミックスをトッピング。


朝食後は、ニューハレテーピングを足首、膝、鎖骨などにしっかりと貼り、擦れ防止クリームを腕、肩、股周りを中心にたっぷりと塗り、マイルストーンのライトの点灯確認、GU ROCTANEドリンクを作り、忘れ物がないかのチェックを行った。


レッドビルでお世話になっているマチコさんはなんと!私よりも早く起きて、「塩おにぎり」をレース中の補給食として作ってくれた。ありがとうございます。

フリスコ滞在でお世話になっているスキーアメリカの大森良子さんもサポーターとしてスタート前午前3時から駆けつけてくれた。


まだ真っ暗な朝3時半。

レッドビル100の創始者クローバー夫妻と共に。

©︎Ryoko Omori

選手たちがスタートに意気揚々と集まり始める。

©︎Ryoko Omori

先週のMTBレースの時も思ったが、やっぱり私はこのアメリカのビッグレースの高揚感が心から大好きだ。


アスリートビザの更新遅延でほぼ諦めていた今レース。

ビザ承認連絡が突然来てからのバタバタ準備。


今回は完璧な用意ができているとは言えないかもしれないけれど、実に3シーズンぶり、この最高の舞台に再び並ぶことができている。


「ここにいる」

その事実がとても大切に思える。


午前4時。

ヘッドライトを灯した717名のランナーが一斉にスタート。

©︎Ryoko Omori

「飛ばすな!とにかく完走ペースでスピードを抑えろ!」

ついつい飛ばしがちな自分にそう言い聞かせ続けた。


MTBレースや中距離のトレランレースでは、最初から飛ばして順位やタイムを追うのが通常だが、100マイルという距離は私にとってはまだまだ未知の世界。


いくら抜かれても、

いくら遅く感じても、

まずは「完走」がゴールだ。


ターコイズレイクのアップダウンのあるトレイルを気持ち良いペースで進む。途中渋滞もあったが焦らずに落ち着いて心拍数をゾーン1範囲内に抑え、ナイトランを楽しんだ。


ターコイズレイクを抜けると

第1チェックポイント「メイクイーン1」へ到着。

©︎Ryoko Omori

約20km地点。2時間16分経過。


ここでライトを預け、サポーターの良子さんからサングラス、ポール、そして楽しみにしていたマチコさん特製「おにぎり」を受け取った。


この時点ですでに左足の足底に若干違和感があったものの、心地よいペースでまだコースを楽しむ余裕があったほど。


美しいコロラドトレイル、MTBレースでも通る急勾配のパワーラインなどを通過。ポールも積極的に使い、できるだけ足への負担(特に足底)を軽くする走りを心がけた。


第二チェックポイント。「アウトワード1」

©︎Ryoko Omori

約38キロ。4時間半経過。

完走ペースとしては少し早めなくらいで到着。

おにぎりを含む補給食をもらって、ドリンクもしっかり補充。

©︎Ryoko Omori
普段の高速レースだと固形物あまり食べないけれど、今回のペースは固形物を食べる余裕がある。
おにぎりがこれまた美味しいのだ。

©︎Ryoko Omori
大会ボランティアスタッフの人たちの対応が神。
ドリンクの補充、ドロップバッグの出し入れなども全て迅速に行なってくれる。感謝。
©︎Ryoko Omori

充実したエイドステーションの食べ物を、バナナをほうばりながらさらに物色中(笑)。

©︎Ryoko Omori

預けていたドロップバッグから必要な物を忘れずにピックアップ。

足底の違和感が少しづつ痛みに変わってきて、途中棄権したトラウマが脳裏に蘇り不安が募り始める。
©︎Ryoko Omori

応援してくれる仲間がいる。

あえて走り続けないでポールウォークも混ぜながら、足底への負担を軽減する方法を模索しながら前へと進んだ。

©︎Ryoko Omori

しかしながら、慣れない動きを取り入れたせいか?かばおうとする意識が強すぎたのか?

予想していなかった大腿部(特に腸脛周り)や股関節周りに疲労を感じ始めてしまった。

©︎Ryoko Omori

痛みに発展しないように頻繁に止まってストレッチを行った。

「ツインレイクス1」約61キロ地点。7時間37分経過。

©︎Ryoko Omori

サポーターの良子さんがドロップバッグをあらかじめピックして、荷物をわかりやすいように椅子の上に出してくれていた。感涙。

©︎Ryoko Omori

渋い表情でストレッチ。
©︎Ryoko Omori

エイドで食べた久しぶりすぎるポテトチップスの塩気の美味しさでハッピーフェイス。口の周りに食べカスついているのも全く気づかない(笑)。
©︎Ryoko Omori

ツインレイクスはかなり大きいチェックポイントで大賑わい。

©︎Ryoko Omori

まだ半分も来ていないが、正直かなりのダメージが来ていた。足底筋膜炎も徐々に悪化し、そのかばう意識が強かった影響により、足の他の箇所の痛みも出てきている状態だった。

©︎Ryoko Omori

ストレッチをしてもしても足がどんどん固まっていく。
なかなか出発しない私を見兼ねてか、マッサージスティックを使いなさいと渡してくれたマダム。
©︎Ryoko Omori

見知らぬマダムだったけれど、誰のサポーターとか関係なくレーサーを助けてくれる親切心に心底感謝。

痛いけれどストレッチよりもほぐれて若干楽になった。
ありがとうございました!

©︎Ryoko Omori

各チェックポイントで待ってくれていたサポーターの良子さんは、午前中サポートのみの予定。


しかし!ツインレイクでの別れ際に「翌日のフィニッシュに来るから絶対完走するんだよ〜!」的なことを言ってくれた。


え?!聞き間違いじゃないよね?


実は「ここからフィニッシュまで一人か〜」とすごく心細くなっていたので、この嬉しいサプライズの言葉に本当に救われた。

©︎Ryoko Omori

「待ってくれている人がいる」というだけでだいぶ勇気づけられた。


雪解け水の極寒の川渡りセクション。

膝あたりまでの深さだが、その冷たさが脳天まで伝わる。


ここを抜けると、大会の最難関である険しいホープ峠の頂上を目指し、標高差約1000mを一気に登る。


延々と続く登り。

周りの選手と励まし合いながら峠を目指した。

©︎Peter Maksimow

頂上近くにあるエイドステーションで暖かいスープを飲んでいると、暗雲がすごいスピードで山を覆い、天候が急変し始めた。

©︎Peter Maksimow

ものの数分のうちに強風と共に、なんと大粒の雹が降り始めた!

©︎Peter Maksimow

さすが3800mを越える山岳エリア。

なにが起きても不思議ではない。

©︎Peter Maksimow

身体が冷える前に木陰で急いでレインウェア上下、そして防水グローブを着用した。


防寒具を持っていなかったら低体温症、下手すると命にも関わる状況になっていたかもしれない。


しかし周りの選手の殆どがジャケットは羽織るものの、下は短パンのまま!

©︎Peter Maksimow

私の感覚からすると信じられなく、外国人はやはり体温が高いのか?!と驚かされた。


しかし、その後に薄手のグローブでいたアメリカ人選手が手の感覚が無くなり、ポールを組み立てられなくなっていたので代わりに組み立ててあげたので寒いには寒いのだなと少し安心した。。。


ホープ峠を登頂すると反対側のウィンフィールド(折り返し地点)へ一気に下る。


下り始めると、雹が雨に変わり、気温も徐々に上がってくるのを感じる。


ウィンフィールド近くになってくると再び晴れ間も見えてきて、冷えた身体の感覚がようやく戻ってきた。


折り返し地点「ウィンフィールド」。

80キロ地点。11時間31分経過。

もう半分なのか。まだ半分なのか。。。


ここから来た道を戻り、レッドビルの町を目指す。


ホープ峠の登り返し、

ウィンフィールド側はかなりの急登。


疲労のせいなのか、行きの登りよりも標高を感じ、

自分の身体が鉛のように重く、息がとても苦しい。


そんな中、後方からとんでもない勢いで登ってくる選手がいた。

友人でもある、レッドビルのローカル強者ロドリゴだ。

レース前日に撮ったロドリゴとの写真

彼は「ドリームチェイサー」というチャリティーイベントのランナー。


皆がスタートしてから2時間半後にスタートし、抜いた人数分だけチャリティーにお金が寄付されるというレッドビル100らしい企画。


彼の素晴らしい人柄とその強さは私にとってヒーローのような存在。


追いつかれた時に「もう追いついてきた!やっぱり凄いな〜!さすが俺のヒーロー!こっちは完走も怪しいよ(笑)」と声をかけると、


「俺にとって祐樹はマウンテンバイクのヒーローだよ!祐樹の力があれば絶対に完走できるよ。とにかく止まらず、動き続ければいけるよ!」と感動させてくれる言葉を返してくれた。


彼の優しくも熱い心のこもった言葉に

ものすごい勇気をもらった。


すでに身体はボロボロだけれど、俄然いける気がしてきた。

ありがとうロドリゴ。


二度目のホープ峠登頂。標高約3800m。

遥か彼方にフィニッシュのレッドビルの町がかすかに見える。


前へ動き続ければ必ず辿り着けるはずだ。


日が暮れる前に下山するために、エイドでのストップも最小限に足を進めた。


「ツインレイクス2」約100km地点。15時間41分経過。

2019年、悔し涙を流しながら途中棄権した場所だ。


その時は、足底筋膜炎の激痛で足を地面に着けないほどだった。


今回も痛みはあるが、まだ歩けないほどではない。


ここを通過することで過去の自分の最長地点を超えることができた。

このまま絶対にゴールに辿り着いてみせる。


ここから日が暮れるので強力なヘッドライト(マイルストーンのトレイルマスター)を装着。


高山地帯だけに、気温も急激に下がるのでアームウォーマーとネックゲーターも着用。


痛みは2019年よりはマシとはいえ、走ることはできない。

歩きの衝撃に耐えることはなんとかできているので、ポールワークを駆使して早歩きをキープ。


とにかく今のペースで動き続ければ制限時間内にゴールできる。


小雨から徐々に本降りに変わり、路面も泥や水たまり箇所が増えてくる。乾きかけていた靴の中も再びぐしょぐしょに。。。


雨の暗闇の中で、一人痛みと格闘しながら歩いていると、正直心細くなるが、応援やサポートしてくれている人達の顔を思い浮かべると不思議と少しずつ元気が湧いてくる。


こうして考えると、

一人で走っているわけじゃない

改めてそう思わされる。


そんな中、見覚えのあるジャパニーズランナーが颯爽と駆け抜けていく。

磯村慎介さん。年は同じだが100マイルの大先輩ランナー。

マイペースを刻み続けてこの場面でもしっかりと走っている。さすがだ。少しだけど会話を交わし、互いの完走への健闘を祈った。

©︎磯村さん

「アウトワード2」約123km地点。20時間8分経過。


足の痛みが爆発寸前。

エイドステーションで用意してくれた椅子に崩れるように座り込み、頭を抱え込む。


やめる選択も頭をよぎるが、必死に否定する。


とりあえず、ぐしょぐしょに濡れて冷え切った靴と靴下を交換。足は自分の足とは思えないくらいに真っ白にふやけ、爪も真っ黒になっていて触れるのも痛い。


そんな絶望感に打ちひしがれているところに

見知らぬ人が声をかけてきて

「一人か?ペーサー探していたらペーサーやるよ?」


え?ペーサー?思いもいしなかったオファーに戸惑う。


最初は単純に会ったばかりの知らない人とこの極限状態をこのあと何時間も一緒にいるの嫌だなと断り気味だった。


レッドビル100は約60マイル地点のツインレイクスから一区間に一人ペーサー(伴走)を付けて良く、荷物を分担して持つこともオッケー。


今回はペーサー無しで走ると考えていたが、ポジティブに捉えれば面白い機会かもしれない、そして荷物軽減はかなり嬉しいと考え始めて、思い切ってオファーを受けることにした。


彼の名前はデイル。


デイルはツインレイクスで夕方まで大会ボランティアをして、その後に友人のペーサーを予定していた。


しかし、その友人が途中のタイム関門に間に合わず棄権してしまったので、誰かの完走の手伝いをしたいと声をかけていたようだ。


とても熱く、優しい方だ。


私が足底の痛みでこれ以上走ることはできないことも了承してくれて、”歩き”に付き合ってくれることになった。


良い意味で彼はとにかくよく喋ってくれた。


私が一人でネガティブなダークサイドに引き込まれる暇も与えず、ウザいくらいに話しかけ続けてくれた(笑)。


辛くて言葉を返せなくても、心境を理解してくれていた。

©︎Dale

彼自身もレッドビル100ラン2回の経験、他にも「タホ200マイルラン」の完走経験もあるベテランウルトラランナーで私のメンタル状況もよくわかってくれていた。


心身ともにデイルに支えられながら、難関パワーラインを乗り越え、暗闇のテクニカルなコロラドトレイルも千鳥足ながらもクリアすることができた。


最初は知らない人と数時間も一緒に行動する不安もあったが、一緒に辛い状況を共にしてくれたデイルには感謝の気持ちしかない。


「メイクイーン2」140キロ地点。24時間45分経過。

とても寂しいがここでデイルとはお別れ。


5時間を残して最終チェックポイントに来られたのは彼のおかげだ。彼の協力を無駄にしないためにも残り約20キロ、決して楽な道のりではないが絶対に制限時間内にゴールに辿り着きたい。


大好きなターコイズレイクのトレイルだが、延々と続く細かいアップダウンが今の私の足には非常にキツく、一つ一つが大きな山に感じるほどだ。


この二度目の夜明け前、とにかく眠かった。

すでに30時間近く起きて行動し続けている。普段徹夜なんてすることもないので身体もとてもびっくりしていたことだろう。


目を閉じると心地よく、そのまま寝てしまいそうになり、転びそうになって目を覚ます。それを何度も繰り返した。


眠気をどうにかしたかったので、最後のエイドでカフェインを含む食べ物と飲み物を多く摂取したせいか、胃がやられた感があり、内臓の疲労も極限に来ていた。


そんな中、ようやく夜が明け始め、目の前に広がる美しいターコイズレイクが見え始める。

©︎Ryoko Omori

太陽が見えると、不思議と目が覚めてきて元気もでてくる。


終盤はもう抜かれるばかりだが、ほぼ全員が抜き際に必ず励ましてくれる。抜かれる悔しさよりも嬉しさと感謝の気持ちでいっぱいになる。


トレイル沿道の観客も「もう少し!」「最後の数マイルだ!頑張れ!」勇気づけてくれる。


必死に前へ進んでいても、散歩より遅いくらいのスピードしか出せない。足回りは痛みを通り越してほぼ無感覚。


最後の2マイルくらいはMTBと同じコースで、緩やかな登りでレッドビルの町のフィニッシュへ向かう。


自転車の何倍もかかるスピードなので非常にもどかしい。


次第に沿道の観客も多くなり、フィニッシュが近いことを感じさせてくれる。


ゴールまで1マイルを切り、最後の丘を登っていると

なんと!「メイクイーン2」で別れたペーサーのデイルの姿が!

©︎Ryoko Omori

私のフィニッシュを見届けるために駆けつけてくれたのだ。

©︎Dale

そして、良子さんの姿も!

©︎Dale

二人の姿が見えた時には思わず涙ぐんでしまったほどありがたかった。

©︎Ryoko Omori

最後の約ハーフマイル。

©︎Ryoko Omori

二人はフィニッシュゲートまで私の亀の歩みに付き合ってくれて一緒にゴールの瞬間を迎えてくれた。

©︎Ryoko Omori

当初は一人でのチャレンジのつもりだったが、結局は多くの人たちに支えられ、思い切り頼らせてもらって、今は共にゴールを目指している。

©︎Dale

マチコさん、ダグ、コール、大会スタッフ、GUエナジーの人たち、みんなフィニッシュで暖かく迎えてくれた。

マチコ姐さん
©︎Ryoko Omori

大会ボランティアスタッフで助けてくれたダグ
©︎Ryoko Omori

大会コミュニティマネージャーのコール・クローバー。
©︎Ryoko Omori

MTBレースから現地でGU(グー)チームクルーのみんなには本当に助けてもらった。
©︎Ryoko Omori

優勝したわけでもなく、タイムも順位も全く振るわないのに、こんなにも感動的なゴールはあっただろうか。

©︎Ryoko Omori

念願の100マイル完走バックルとメダルを獲得。


29時間20分14秒。


長かった。キツかった。


現状のコンディションでの全てを出し切れた。


足底筋膜炎の痛みをほぼ根性で押し切り、心身のエネルギーを絞り出しすぎて、数日後に日本に帰れるか不安になるほどボロッボロの状態。


ゴール後は自分の足で動くことすらできず、良子さんとマチコさんに介護されながらマチコさんの家まで運んでもらった。

フィニッシュ後にも特製日の丸おにぎりで迎えてくれたマチコさん。

こんなにも情けない姿、完走しただけの自分を讃えてくれて、助けてくれることに恥ずかしくもあったが、純粋に嬉しかった。


感謝しかない。本当に。


「初めての100マイル完走はレッドビルで」

その目標の達成感と喜びはやはり最高だった。


何回も挫けそうな場面はあったけれど

2019年の途中棄権の悔しさをようやくリベンジできた。


心はもう次に向かっている。


来年100マイル走るときの目標は「完走」ではなく、もっと上の結果にこだわっていきたい。


私の長期的な目標は、変わらない。


MTBとトレラン両種目の100マイルで上を狙っていくことだ。


今回の100マイル初完走は、その過程の小さな一歩に過ぎない。


その道のりが決して楽ではなく、確実に茨の道となることを今回の経験で再確認された。


しかし、それでも自分の情熱への衝動は抑えきれない。


実は来年の「レッドチャレンジ」シリーズへのエントリーは確定しているので、そこで結果を残すという来季のゴールは決まっている。


「レッドチャレンジ」は、今回の遠征のMTBとトレラン100マイルに加えて、「レッドビルトレイルマラソン」「シルバーラッシュ50(80キロ)MTB or ラン」「レッドビルトレイル10km」の3レースが加わったシリーズ戦だ。


目指すはてっぺん。優勝だ。


そして、また来年もみんなと一緒に笑顔で達成感を分かち合いたい。


やるべきことを考えるともうすでに時間は足りないほどだ。

(とても良い意味で)来年の夏まですごく忙しくなりそうだ。


しかしながら想像以上に100マイルランのダメージが深いので先ずはリカバリー、特に足の治療に専念してから来年へ向けてのトレーニングを再開したいと思う。

たくさんの応援、サポート、誠にありがとうございました。

特にコロラド滞在サポート、MTB&RUNのレースサポート、そしてレース中の撮影までしてくださったスキーアメリカの大森良子さんをはじめ大森家の皆様にはスペシャル感謝です。本当にありがとうございました。

池田祐樹

〜超戦〜


・レース装備・

シューズ:
                AltraTimp 4 & Altra Olympus 4 (約123km地点で交換)
ソックス:Drymax Maximum Protection (約123km地点で交換)
テーピング:New HALE(足首Xテープ2枚, 膝Vテープ)
補給:GU Energy
ライト:milestone Trail Master (夜間)& MS-G2(スタート時)
ウェア:Teton Bros.
ゲイター:OS1st
アンダーウェア:SAXX SPORT MESH

今回の私の100マイル初完走の立役者は、マウンテンキングのポール(Mountain King Trail Blaze Skyrunner ULTRAと言っても過言ではない。足の痛みの負担を軽減し、後半はもうポール無しには進めないほど頼り切っていた。最後はもう身体の同化していたと思う(笑)。ありがとうございました!

信頼の装備たちが今回の完走を支えてくれた。


シューズは軽快なフィーリング&フィット感抜群のALTRA TIMP4でスタートし、川渡りや雨で濡れた後、123km地点でクッション性と安定性重視のALTRA OLYMPUS4に履き替えた。
ソックスは安心と信頼のDRYMAXのマキシマムプロテクション
TIMP4

OLYMPUS4


岩にぶつけて爪が割れ、豆ができた以外は、靴と靴下のおかげで擦れなどのトラブルは皆無!

↓テーピングは長年愛用しているニューハレ。膝にはVテープ。見えていないけれど足首にはXテープ左右2枚ずつ。これが縁の下の力持ちでバスケ時代から捻挫癖のある私には必需品。おかげで足を捻ることなく完走。あとは鎖骨や足の甲など擦れが気になるところにも貼ってトラブル予防。

情けない顔(笑)

前面に小さなポケットが多くて、整理しやすいアルティメイトディレクションのマウンテンベスト5が今回も大活躍。フィット感の調整もコードで楽にできるので、登り下りで締め具合を変えたり、かなりストレスを軽減できた。

↓バイクもランもエネルギー補給の基本はGU(グー)。もちろん途中でおにぎりやエイドの食べ物も摂取するけれど、電解質やエネルギーを効率的に摂るためにGUは欠かせない。
レッドビル100のオフィシャルスポンサーでもあるので、全てのエイドでGUのドリンクとジェルが補充できたことは本当にありがたかった。カフェインありと無しも選べるので時間帯によって変化をつけることもできた。私のお気に入りドリンクはグレープ味!




↓スタートで点けたMS-GS2。すごく明るいのに超軽量コンパクト。朝4時から日の出までの2時間強の短時間だったのでGS2のスペックがパーフェクトだった
長時間の夜間ライトはトレイルマスターの強力な明るさと長持ちバッテリー(スペアも持参)でバッチリ。

↓最近のロングトレイルのお気に入りアンダーウェアは、SAXXのスポーツメッシュ。100マイルでも股擦れも無く快適を持続!