2020年8月10日月曜日

レッドビル20万フィートチャレンジ達成レポート(後編)

レッドビル20万フィートチャレンジ達成レポート
後編です。

(👉レッドビル20万フィートチャレンジ達成レポート(前編)はこちらから👈)


45日間でMTB 30,480m、トレイルラン 30,480m、合計60,960m登って下った軌跡。

私は

このエベレスト約7回往復相当のチャレンジを通して

一体なにを得たのか?


達成感

まずはこれに尽きます(^^)

やったことないこと、そして、できるかわからないことを成し遂げることで得られる充実感は最高でした

競技人生15年以上になりますが、ここまで登って下った経験は初めてでした。

自転車のみでは達成イメージできましたが、ランニングも合わさったことで達成できるかギリギリのチャレンジとなりました。

特に、ランニングは苦手だった下りを登ったぶんだけこなせたことにより達成感を得ました!

技術と基礎体力

チャレンジ後半は、疲労が溜まった状態でライド&ランをスタートします。

その中で効率よく、省エネで登りをこなすためにフォームや呼吸の改善を常に努めました。

発展途上のランニングはまだしも、自転車ですらまだフォームやペダリング技術の改善点を発見できたことは大きな収穫でした。

ランで約3時間登って下った後に自転車を乗っていたので、予備疲労がベースでした。

身体が勝手に効率の良いフォームを作り出していった感覚です。

トレイルランニングは技術の改善点だらけでした。

登りは自転車の筋肉と似ているところもあり、応用はできていたのですが、下りは技術に加えて衝撃に対する耐力&体力が圧倒的に足りていませんでした。

序盤は下りからくる筋肉痛に悩まされて思うように標高を獲得できませんでした。

しかし、痛みに耐えながらも毎日アップダウンを繰り返していると、足の着地や体重移動が改善し、耐力も付いてきてだいぶ下れるようになってきました。

ほぼ毎日降った雨の影響で、濡れた木の根や岩で路面の難易度がいつも以上に高く、逆にこの雨が技術力の向上につながりました。

古典的な鍛錬方法ではありますが、この45日間で下りの技術と力は一気に向上したと感じています。



体力面に関して、基礎持久力はかなり強化されましたが、その代わりスピードや最大筋力は正直落ちたと思います。

特にチャレンジ終盤は、極度の疲労でVO2max以上の出力を出せなくなり、エンデュランス〜テンポが基本となっていました。

序盤、自転車は大丈夫だろうと調子に乗ってインターバルのメニュー練習を入れていましたが、中盤からその代償を払うこととなり、メニューはやめ、獲得標高に専念しました。

それでもZONE2以上キープを意識していたおかげでスタミナ、持久力のベースは相当ついたと感じています。

精神力

心の力は、エンデュランスライダー/ランナーにとって一番重要な要素かもしれません。

45日間のチャレンジ中ほぼ毎日降った雨。
この環境もある意味良い心の鍛錬になりました。



これはレースではなく、自己チャレンジで、7月中に終えると決めたのも他の自主ルールもあくまで自分次第です。

途中でペースを緩くしても、ゴールを遅くしても、雨の中外で走らなくても、誰に文句を言われるわけでもありません。



雨が降ってたら出かけたくない。
疲れていたら朝早く起きたくない。
急な斜度では歩きたい。
・・・当たり前の感情です。

その場面でこそ、

どういった「自分」でありたいか、
今よりも強い自分を想像できるか、
その時に行動できるか

これらが今後に繋がります。

チャレンジを有言実行することは体力だけでなく、心のチャレンジでもあったのです。

喜びと感謝

辛いチャレンジではあるのですが、大好きなことに情熱100%全力で打ち込める喜びを感じ、そしてそれができる環境と協力には感謝しかありませんでした。

知ってはいましたが、この大自然を舞台にしたMTBとトレイルランの2種目エンデュランススポーツが心底好きなことを再確認しました。

以前から登りと下りが大好きであり、得意だったのですが、これだけ登ったら流石に飽きたり嫌になるかも、と思いました。

しかし!

答えは、全くの逆でした。
日を追うごとに、その楽しさの深みに今まで以上にハマっていきました(笑)。



これも、レース開催が難しい状況で生まれたこのような新形態のチャレンジを理解し、協力してくれるスポンサーと家族のおかげです。



アスリートフード研究家である妻・清子は、自身もレッドビル10万フィートチャレンジに参加しながら、疲労回復と翌日への栄養を考えた最高のプラントベースの食事を毎日作ってくれました。


改めて、周りへの感謝を気づかせてくれたチャレンジでした。


成長

辛い場面もありましたが、確実にチャレンジ前の自分よりも胸を張って成長できたと言えます。
アスリートとしてはもちろん、人としても。



こんな素晴らしいチャンスをくれた「レッドビル・レースシリーズ」にも心から感謝です。

競技を始めて約15年。
毎年欠かさず何十もの国内外のレースに出場してきました。
今年の出場レースはゼロ
この時期に日本にいるのも約15年ぶり

この状況を嘆くのか。
レースが無いことで活動はできないのか。

それとも

こんな年もあって良いのではないか。
自分を見つめ直せる良い機会ではないか。
新たな可能性を発見できるのではないか。

前者と後者どちらが生産的な未来に繋がるか。
私の中では明確です。

全ては気持ちの持ちようです。

今回のチャレンジも然りです。

私にとっては決してレースの埋め合わせではなく
レースと同等以上の真剣さで取り組みました。



結果、やってよかった!と心から思えた上に
たくさんの気付きがある可能性の宝庫でした。

アスリートが表現できる場は
レース以外にもたくさんあります!



今回のチャレンジを学びに

これからも

視野と活動を無限に広げ

自分もみんなも

楽しくワクワクすること

思いきり

表現&体現していきます














2020年8月4日火曜日

「Enjoy Summer Vacation Online Challenge 2020」始まりました!

レッドビル20万フィートチャレンジ

が終わってすぐですが

次のビッグチャレンジが始まりました!


プロトレイルランナー、宮地藤雄選手が主催する


「レッドビル20万フィートチャレンジ」もそうでしたが、コロナ時代に合わせたオンラインベースのチャレンジが海外ではメジャーとなりつつあります

用意されたチャレンジ、もしくは自分が掲げるチャレンジに自分のペースでゴールへ向かい、オンラインでそのチャレンジ経過を報告していくスタイルです。

レース開催や参加が難しい現状では、この自分にチャレンジするスタイルは非常に良いアイデアだと感じています。

他者と競うわけではないのでアスリートからスポーツ愛好家まで基本的には誰でも参加できることも凄く良いと思います。

ということで池田家は夫婦で参加しています。
目標は別々でもお互いのペースで”超戦”できます!



今回、私の掲げるチャレンジは
イベントはランニングということで、

MTBのパフォーマンスを落とすことなく!

トレイルランニングで8月中400km以上走る!

MTBはプロとして活動し、私の軸です。

トレイルランニングはまだ2年目ですが
MTBに近いレベルに
早く引き上げたいと今回のチャレンジを決めました。


常にMTBと平行してトレーニングしていることもあり
トレイルランで月400kmを走った経験はありませんが
このチャレンジをきっかけに新境地へ飛び込んでみようと思います!

必然的に少なくなるMTBトレーニングをいかに効率化させるか、とても勉強になるチャレンジです。


日々のチャレンジ更新は、フェイスブックイベントページにも更新されています。

途中参加もOKなので良かったら一緒にチャレンジを楽しみませんか?(^^)

コロナに負けず!
最高の8月にしましょう!


2020年8月3日月曜日

レッドビル20万フィートチャレンジ達成レポート(前編)

「レッドビル20万フィートチャレンジ」
45日間かけて完遂しました!

↓完走証🌟

総獲得標高:200,374ft(61,074m)
MTB:100,184ft(30,536m)
トレイルラン100,190ft(30,538m)

総タイム121時間35分2秒
MTB57時間15分47秒
トレイルラン64時間19分15秒


総距離:789.583マイル(1263.33キロ)
MTB:567.98マイル(908.77キロ)
トレイルラン:221.601マイル(354.56キロ)


なんかすごそうだけれど🤔
「レッドビル20万フィートチャレンジ」
って一体なに?!

アメリカでは知らない人はいないだろう
マウンテンバイクとトレイルランの超人気レースシリーズ
レッドビルレースシリーズ

私は、このレッドビルレースシリーズ最高峰「レッドマン」を今年最大の目標にしていましたが、コロナの影響で全てキャンセルとなってしまいました。

その代わりにレッドビルから最近流行のオンラインベースのチャレンジイベントが発表されました。

それが・・・

レッドビル10万フィートチャレンジ

6月13日から8月22日の期間、自分のペースで10万フィート(30480m)を自転車かランニングで登るというチャレンジ。

しかし!ここは流石のレッドビル、これだけではありません!

自転車とランニングで10万フィートずつ登るという究極のカテゴリー

「レッドビル20万フィートチャレンジ」

を追加。

私はもちろん?!
20万フィートチャレンジ」にエントリー!
通称:200Kクラブ

自転車で10万フィート(30,480m)
ランニングで10万フィート(30,480m)
合計20万フィート(60,960m)

実に

エベレストの標高を7回往復!!!

に相当します。

これだけでもとんでもないチャレンジなのですが、

レースが無い代わりに私はこのイベントを通して

レースと同じくらいに自分を追い込み

さらに成長したいと思い

さらなる追加ルールを自分に課しました。


ルール17月中に完遂する!
だいたい6週間ちょっと、1週間平均約1万メートル登らないと達成できません。週単位でこの値を登ったことはありますが、長期間この量を登ったことは過去にありません。8月22日が期限ですが、あえて出来るか分からないリミットを設けることで緊張感を持って臨めました。

ルール2すべてアウトドア実走
イベントのルール上は屋内トレッドミルやズイフトも獲得標高カウントOKです。しかし、本来のレースはアウトドア、そして悪天候でも基本開催されます。梅雨の時期は過酷ですが、より実践的チャレンジとなります。(MTBは雨天時、トレイル保全の為に基本舗装路。)室内トレッドミルだと登りだけで終えられますが、私のランニングの弱点は下りなので、20万フィート"下る"(エベレストを約7回相当)ことで弱点を強化出来ると考えて全て実走することにしました。(足に酷い痛みがあった時に3回トレッドミルで走りましたが、その値はカウントしていません。)そして、やはりアウトドアが一番楽しく走れます!


ルール3午前中に終える
午前午後に分けたり、長い時間走ることも可能ですが、あえて時間と期限を限定することでトレーニング時間への強度と集中力を高めることができます。午後は、リカバリーはもちろん、別の仕事や勉強の時間に当て、生活へのメリハリをつける目的もあります。

ルール4やり遂げる
レースを完走することと一緒です。
怪我や病気にならない限り、決めたことはやり遂げます。


ルール5コロナ対策
緊急事態宣言は解除されましたが、悲しいことに未だ感染の拡大は広がっています。これは個々の価値観と判断によりますが、私は基本的に東京内でソロライド&ランを心がけました。医療機関のお世話にならないためにも安全走行にはより一層の注意を払い、救急セットを常に携帯しました。

以上が自分に課した5ルール

このチャレンジは、オンラインということで世界中から参加者が募ります。

各土地で走行条件も全く違うので単純に他者と公平に競うことは難しいので、

まさに

自分との戦い🔥

なのです。

このレッドビルチャレンジのエントリー費の一部は、レッドビルの教育プログラム、もしくは学校給食の質向上のためのチャリティに寄付されます。寄付だけも可能です。詳しくはサイトにて(^^)

レポート後編へ続く!


後編ではこの実際のチャレンジの様子、チャレンジを通してなにを学んだか、などをレポートします。