2017年7月29日土曜日

レースまであと二日!

いよいよ明後日に7日間レースが迫ってきました!

「ラ・レイェンダ・デル・ドラド」コロンビア
レースウェブサイト:https://en.la-leyenda.com
レースFacebookページ:https://www.facebook.com/laleyendadeldorado/?fref=ts
7月30日スタート。
レース情報は上記のリンクから毎日アップデートされるはずなので、ぜひチェックお願いします!


そして、私の以下のリンクでも出来る限り発信したいと思います!よろしければぜひフォローお願いします!ブログはレース後までお休みすると思います。

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今朝は、プレスカンファレンスに参席してきました!
世界のトップライダー、ナショナルチャンピオン、世界チャンピオン多数!

そして、メディア陣もTV,ラジオ、雑誌、ウェブ、様々な媒体がきていました。


トロフィー!なんとかゲットしたいですね〜!


隣の男性が私の今回のチームメートのグラント・アシャー選手。南アフリカのトップ選手です。ガールフレンドのエイミーは南アフリカのマラソンチャンピオンで、ソーニャと組んで参戦します。

グラントと地元MADメディアのインタビューを受けました。

メカニック兼マッサーのジョルディさん。モンゴルのレースでもお世話になりました。明後日からの七日間よろしくお願いします!

こちらに来てからの写真をランダムで〜⭐︎

レース前はライバルでもみんなリラックスして親睦を深めています!

自転車サインがなんとフルサス!

昔からの親友で元チームメートのソーニャ・ルーニー選手(2015年24時間ソロ世界チャンピオン)。世界各国からの出会いや再会も海外レースの魅力です!

滞在地の標高2000m以上あるのですが、ジャングルな感じであまり標高の高さを感じません。不思議な場所です。

レース前の足慣らし。

街のいたるところにアートな壁画があります。

サンセット。

コースマップです。

コースプロファイル。
とにかく登りに登ります!そして、標高が超高いです!4000m越えが二回ありますね。

ワクワクドキドキの激しいバトルが明後日から始まります!

今の自分の持てる力、全て置いてきます!

「超戦」の七日間!

行ってきます!

2017年7月27日木曜日

コロンビアついに到着!

アメリカのブレックをしばし離れ、

ブレックの「家族」ともしばしお別れ。本当に家族のようで毎回寂しいです〜(泣。出がけに作ってくれたおにぎりは機内で涙こらえながら食べました。ありがとうございます!

ラ・レイェンダ・デル・ドラド」7日間ステージレースのためにコロンビアはマニサレスにやってきました!

レースファウンダーのブライアンさんとスタッフのクリスチャンさんが空港まで迎えに来てくれました!

道のど真ん中で大道芸をやっている人を発見して、いきなりコロンビアに度肝抜かれました。しかも、一個落としてるしw

ホテルのロビーにもレースのお知らせカードがありました。
私も載っていました〜!

グアバのペストリーと搾りたてのミックスフルーツジュース。この二つはマストだと。言われるがままいただきました(汗。さすが!フレッシュフルーツと〜っても美味しいです!

招待されたホテルの部屋。広いし、小洒落てて逆に落ち着かないというw。ありがたいです。レースに集中できる環境を整えてくれる運営スタッフに感謝です。

屋上テラスにて。マニサレスの街を一望できます。

ジャグジー、サウナ、軽いジムまで付いています。

向かいにはスーパーマーケット。

早速、フルーツと野菜をお買い物。

立派なアボカドが数十円で買える幸せ。。。

ホテルで贅沢にアボカドを使って、ヘンプシードかけてスナックつくりました。


夕方から、選手達が続々と来る予定です。

久しぶりに会う友達、今回のチームメートとも合流予定!

ワクワクなコロンビアスタートがスタートしました!

レースまであと4日!じっくり調整します⭐︎

2017年7月25日火曜日

エルククリークXC レースレポート

大会名:エルククリークXC(Elk Creek XC
大会ウェブサイト:http://www.epicsingletrack.com

開催地:アメリカ・コロラド州ウィンターパーク( Winter Park, CO USA)
開催日時:2017年7月22日
結果:11位(プロ)
距離:40km

レースデータ:Strava
レース時間:2:06:58

平均標高:2880m、最高地点:3121m
総獲得標高:約1100m

今回はウィンターパークのエピック・シングルトラック・レースシリーズの第4戦へのスポット参戦。

アメリカの中でも24年の長い歴史あるシリーズ。競技レベルも非常に高く、過去にはワールカップコースに使われたこともあるほどだ。今回もナショナルトップレベルの選手が集まり、激しいレースになることは必至。

前日から激しい雷雨となり、夜まで雨が降り続き、明け方には止んだもののウェットコンディションは確定だ。

水曜日のブレックのレースと同じ仕様のバイクセッティング。タイヤはマキシスのIKONをチョイス。


スタート地点とフィニッシュ地点が異なるので、フィニッシュ地点のウィンターパークのベースに車を置き、スタートまでは30分ほどウォームアップを兼ねて自走。

プロクラスはPROの刻印が入ったナンバープレートを渡される。

コロラド州のトッププロを中心に強豪メンバーがスタートラインに並ぶ。

10時のスタートの合図と同時に全開スタート。
いきなり約30分の長いヒルクライムが待ち構える。中腹まではなんとか先頭集団の後ろにぶら下がっていたが、緩斜面のスピードアップについていけず、徐々に遅れ始めてしまう。

頂上付近は一番斜度がキツく、標高も3000mを越える。スタートで飛ばしすぎて垂れてくる選手を交わし、少しずつ順位を上げていく。
私の特性でもあるが、スタートの爆発力は弱いが、垂れることなく安定してレースを展開できる。

登り終えるとハイスピードの15分ほど続くダウンヒル。二人ほど交わして、中盤のテクニカルなアップダウン区間へ。

ここから8〜14番くらいの選手達と順位が激しく入れ替わる接戦が始まる。

お互い肘を張り合い、絶対に前に出さないという気迫を出す。抜かそうとしても無理をしてでもスピードアップ。ダウンヒルもギリギリのラインを攻める。

キツイ。辛い。しかし、負けたくない。飛び出したい。もっと前へ行きたい。
極限に苦しいシチュエーションだが、最高に集中している。どんどん自分の可能性が引き出されてくる。
この5−6人の一進一退の攻防がしばらく続いた。

後半の長めの登りで再びバラけて、9〜12番の争いとなる。

後半は超タイトなシングルトラックがひたすらに続く。濡れてツルツルに滑る根っこと岩が張り巡らされ、高度なテクニックと集中力が試された。一瞬でも気を緩めるとパンク、落車、木に激突する。

ライバルに挟まれてシングルトラックを激走する。一人では絶対に出さないスピード域だ。おそらくそれは向こうも一緒。

ゴールは間近だが、まだまだ心も体も熱くなっていく。

このままだと11番。決して良い順位ではないが、腐らずに最後まで全力全開で絶対に走りきる。

最後のストレート区間で9、10位の選手を目の前にしての11番手フィニッシュ。

「くっそ〜!」
フィニッシュした時に思わず日本語で叫んでしまった。

全力を出し切った結果だが、11位は心底悔しい。
2時間6分58秒でトップのリーヴァイ・カーランダー選手(TeamRideBiker/22歳)とは約6分半差。完敗。

PRパワー数値、セグメントも出した。そして自己FT心拍数も165に更新された。

自分としては成長を感じるデータだが、過去に出た成績よりも低下している。

これは近年のアメリカ選手の成長が著しいこと、有望な若手選手の登場を表していると思う。30〜40代の安定した強さに、10代後半〜20代前半の選手がプラスされ、相乗効果となっているようだ。


現在37歳。まだ伸びはしているが、この全体のスピード化に追いていかれないためにも今一度トレーニングから生活習慣まで見つめ直してみたい。

そして、自己の成長のみでなく、それを確実に上位の結果につなげていきたい。


たくさんの応援・サポートありがとうございました。
池田祐樹
〜超戦〜
TOPEAK ERGON RACING TEAM USA

レース中機材・装備:
バイク: Canyon  EXCEED CF SLX チームエディション
フォーク・リアショック:Rock Shox RS-1Monarch XX
ブレーキ:SRAM Guide Ultimate
ドライブトレイン:SRAM EAGLE, フロント34T
タイヤ: MAXXIS IKON (F&R), 
前後20PSI
シーラント:Stan’s NoTube Race Sealant
グリップ: Ergon GS1
グローブ: Ergon HM2
サドル:ERGON SMR3 S Pro Carbon
ペダル: Crank Brothers Eggbeater 11
ヘルメット: Limar
工具・サドルバッグ・ボトルケージ: Topeak
チェーンオイル:Finishline
補給食:GUパワーバージェル&VESPAプロSayako’s Kitchen
ソックス:C3fit 
テーピング:ニューハレ
ケーブル/ワイヤー:JAGWIRE
ヘッドバンド:Halo II (ヘイロ II) プルオーバー
チームジャージ:Primal Wear

2017年7月21日金曜日

レースの合間。今日の午後からウィンターパークへプチ遠征!

一昨日のレース会場にて。たくさんの仲間と再会&新しい出会いがありました。

毎年暖かく迎えてくれるブレックに感謝です。

レースのアナウンスでも
「ユーキがブレックに戻ってきたよ〜!」
と宣伝してくれました(笑。

レースの表彰式はQuandary Grillというレストランで行われ、夜9時半くらいまで盛り上がりました。最高に楽しい夜でした!

レストランの外に出ると真っ暗でゲキ寒だったので焦りましたが、ERGONバッグに忍ばせていたTOPEAKライトが大活躍〜!

 

しっかりプロクラス2位の賞金もゲットしてきました〜!

昨日は一休み、久しぶりの高強度レースの身体のバキバキ感。少し心地よかったりもします(笑)。

泥だらけになったバイクも綺麗にしてメンテナンス。

超戦ステッカーには自分も助けられています。

ワイルドフラワーが挟まっていましたw

今回のレースに関してはMAXXIS IKONに変えて大正解でした。コースは雨の影響でラフなコースがさらに荒れていたのでIKONに変えることでアグレッシブに攻められました。

また一つ思い出のナンバープレートが増えました!

フィニッシュライン製品でクリーニング!
その中でもチェーンクリーナーは本当に秀逸。ピカピカになります。

本日はブレックで軽く脚を回してから、午後一で明日のレース地ウィンターパークへ移動します。2泊3日のプチ遠征です。

エルククリークXC、アメリカ・コロラド州ウィンターパーク
Elk Creek XC, CO USA
http://www.epicsingletrack.com

今年で24年目を迎える歴史もあるウィンターパークシリーズの一戦です。
距離は約41キロの大きなワンループ。
おそらく1時間半〜2時間のハイスピードレースとなる予想。

楽しみです。

では、行ってきます!

またレースレポートでアップします!

ペンシルバニアガルチ・グラインド:レースレポート

大会名:ペンシルバニアガルチ・グラインド(Pennsylvania Gulch Grind)
大会ウェブサイト:
http://www.mavsports.com/pennsylvania-gulch-grind/
開催地:アメリカ・コロラド州ブリッケンリッジ( Breckenridge, CO USA)
開催日時:2017年7月19日
結果:2位(プロクラス)
距離:
15.42マイル(約24.7km)
レースデータ:Strava
レース時間:1:10:14

平均標高:3206m、最高地点:3382m総獲得標高:約600m


今年ブレック入りしてからの初レース。

高地順応の経過、現状フィットネスレベル、メンタル、すべてを試す絶好の機会。

プロクラスのレーススタートは、午後5時55分とほぼナイトレース。レース時間・距離も短いので高強度でのスピードレースが予想される。

 午後から雷雨で、レース前は開催が危ぶまれるほどの悪天候。

開催されるにしても、ウェットなコンディションは間違いない。セラミック・ウェットチェーンルーブ(FINISH LINE)とサングラスをクリアグラスに変更し、対策。

アップオイルとボディバターで雨と寒さ対策。標高3000m付近での雨や曇りは気温もすぐに一桁になる。

スタートが近づくにつれて雨脚も緩まり、レースは開催されることに!一時はどうなるかと思ったが、本当に良かった。

小雨は降っているが、問題なさそうだ。
ナンバープレートをピックアップし、準備は万端。

スタート時には奇跡的に雨は止み、晴れ間さえも見え始めた。アームカバーとウィンドブレーカーを脱ぎ、バックポケットにしまい込み、スタートに並んだ。

スタート直後のジープロードは比較的緩やかなペースで始まり、会話さえもあった。

しかし、1キロほど進んだあたりでジェフ・チーヴァー選手(Avout Racing) がペースアップ。集団が一列の棒状になり、ふるいがかけられる。

シングルトラックに入る時には4人の先頭集団に絞られ、さらにそこからペースは上がる。チーヴァー選手と二人のリードでハイペースで登る。

しかし、自分にとってはレッドゾーンに入りっぱなしで正直オーバーペース気味。呼吸が追いつかない。しかし、この状態でどこまでいけるかも今回のレースの出場目的の一つ。ペースダウンはせず、いけるところまで追い込む。

一つ目の峠まで耐えれば、下りで回復ができるはず。爆発しそうな心肺に必死に耐えながら我慢比べ。

しかし、チーヴァー選手の背中が徐々に離れていく。息が上がりきってしまい、足にチカラが入らない。ペースダウンを余儀なくされる。

呼吸が戻らず、足も思うように動かない。
これが高地の恐ろしさ。一回上がりきってしまうと回復が遅いのだ。高地順応はだいぶできているが、まだ完璧ではないようだ。

この間に、後続のドミニク・ベイカー選手とヘンリー・ボイド選手に追いつかれるどころか、抜かされてしまった。2位から4位に一気に転落。

一つ目の峠は4位のままで下りへと突入。

タイム差はキープしたまま下り終え、本日最大の難所「ザ・グラインド」の登りへ入る。

斜度がキツイ上に滑る砂利、動く岩が多く、スキルも体力も両方試される登りだ。そこに今日は雨の影響で泥もプラスされている。

プロファイルで見ると距離は短いが、一つ目の長い登りよりも登頂に時間がかかるほど難易度が高い。

トップを行くチーヴァー選手は1分以上前へ、ベイカー選手は30−40秒ほど前に、そしてボイド選手は5秒ほど前にいる。前も振り返りはこちらの位置を確認する。

表彰台を懸けて、お互いに追込み続け、激しい攻防が続く。

普段出場している数時間に及ぶレースとはペース配分が違い、この短い時間の中ですべてを出し切らなければならない。いつもとは違うキツさ、緊張感がある。

ザ・グラインドを登り切ったところでボイド選手にぴったり追いついた。

2つ目の下り「ペンシルバニア・ガルチ」もかなりラフで、急斜度、動く大きな岩、滑る砂利路面で超集中しないと落車のリスクが高く、かなり危険だ。

下り中盤でボイド選手がコーナーで若干膨らんだ瞬間、リスクはあったが岩が多いインラインに入り、抜き返しに成功。

下り切ると、フィニッシュまで下り基調ではあるが、パンチのあるアップダウンが繰り返されるタイトなシングルトラックが続く。

ここに来て集中力が増し、下りも登りもキレが出てきた。

すごくキツイくもあるが、極上コースのフローを最大限に利用し、スピードがぐんぐん上がり、バイクと一体となり、ライダーズハイになる。最高に楽しい時間。

久しく感じていなかったこのレースの第六感まで研ぎ澄まされたトランス状態。

まだまだ戦える。まだまだ乗っていたい。

しかし、悔しいがレースは時間切れ。

総合3位でフィニッシュゲートをくぐった。1時間10分14秒。トップから2分差。

30秒前で2位に入ったベイカー選手はなんと一つ下のエキスパートカテゴリーのエントリー。彼はダントツでカテゴリー優勝、私はプロクラスでは2位となった。ベイカー選手は、ブレックのローカルで急成長しているレーサー。

後半まで競い合い、4位に入ったボイド選手は、若干16歳。全国高校MTB選手権でも活躍が期待される将来有望な選手。

5位に入ったティム・フェイア選手は、マスターズのサイクロクロス全米チャンピオンに輝いた経験もあるブレックのローカルレーサー。

そして、ベイルから来て優勝したジェフ・チーヴァー選手は終始リードを守り、とても強かった。

2位(総合3位)とはいえ今季初の表彰台。満足はできないが純粋に嬉しいのも事実。

今回の標高順応の反応を見ると、時間をかければもっと回復速度を早められる可能性も感じた。刺激も入ったので、三日後のウィンターパークでのレースではさらに上げられるはずだ。

今回のレースは、ナショナル規模ではないが、やはりアメリカは広い。
コロラドは特に層が厚い。

皆、強く、気持ち良いライダーばかりだ。

この広いアメリカでチャレンジを楽しみ、ライバル達と切磋琢磨し続けていきたい。



たくさんの応援・サポートありがとうございました。
池田祐樹
〜超戦〜
TOPEAK ERGON RACING TEAM USA

レース中機材・装備:
バイク: Canyon  EXCEED CF SLX チームエディション
フォーク・リアショック:Rock Shox RS-1Monarch XX
ブレーキ:SRAM Guide Ultimate
ドライブトレイン:SRAM EAGLE, フロント34T
タイヤ: MAXXIS IKON (F&R), 
前後20PSI
シーラント:Stan’s NoTube Race Sealant
グリップ: Ergon GS1
グローブ: Ergon HM2
サドル:ERGON SMR3 S Pro Carbon
ペダル: Crank Brothers Eggbeater 11
ヘルメット: Limar
工具・サドルバッグ・ボトルケージ: Topeak
チェーンオイル:Finishline
補給食:GUパワーバージェル&VESPAプロSayako’s Kitchen
ソックス:C3fit 
テーピング:ニューハレ
ケーブル/ワイヤー:JAGWIRE
ヘッドバンド:Halo II (ヘイロ II) プルオーバー
チームジャージ:Primal Wear