2017年11月24日金曜日

SDA in 王滝11月レースレポート

大会名:SDA in 王滝
大会ウェブサイト:http://www.powersports.co.jp/sda/index.htm
開催地:長野県王滝村
開催日時:201711月19
距離:約97km(積雪・寒波の影響により5周回コースへ短縮・変更)
タイム:5時間4846
順位:3位
結果ページ:http://www.powersports.co.jp/sda/result.htm

9月大会が台風の影響で中止となり、代替レースとして開催された今大会。

今回も大寒波の影響で一時中止も考えられたが、コース変更という大会運営の臨機応変な対応のおかげで開催に至った。

しかしながら寒波の影響は大きく、コースには積雪・凍結あり、気温は常に氷点下という過酷な条件でまさにSDA(セルフ・ディスカバリー・アドベンチャー)な大会となった。

長距離レーサーの私にとって王滝はやはり外せない思い入れの強い大会。本来ならばシーズンを終えているこの時期にピークを持ってくるのは難しいところはあるが、今シーズン最後のレースということで有終の美を飾る気持ちでコンディションを合わせた。

当日。午前3時前に起床。
朝食は、お気に入りの天然酵母バゲット1本(タビタのパン)、バナナ、暖かい無調整有機豆乳に生ハチミツ、梅干し1個でお腹も心もしっかりと満たす。

外の気温は氷点下を大きく下回り、肌が痛いほど。防寒はシミュレーションを繰り返し、万全に用意。

服装準備の詳細は前回のブログ投稿を参考に↓
http://www.yukiikeda.net/blog.html#/detail/1419834184664914168

 上記に加えた点は膝下にはニューハレテーピングのニーダッシュ。骨が出ている箇所で冷えを感じやすいのでテーピング効果に加えて防寒にも繋がる。


5時20分に会場へ行き、レースバイクの最終確認と軽いアップを行い、スタートへと向かう。念のために足元周りを中心に防水スプレーを散布。

装備も万全だが、心も熱いせいか、不思議と寒さは感じない。

日の出前でまだあたりは真っ暗。強めのライトを付けてきて正解だ。

午前6時。未知への大冒険がスタート。

スタート動画↓
https://www.facebook.com/PolarBearTrainersTeam/videos/1545785858845500/
By Polar Bear Trainer's Team

登り基調のパレードスタート区間ですでに身体は温まり始め、ジッパーを開けて体温調節をする。

ダート区間に入り、先導車が消えると一気にペースアップしてリアルなレースがスタート。いきなりのひどい凍結で落車が発生し、波乱のレースを予想させた。

宮津選手、岡本選手、私の3人の先頭集団が形成されてテンポ良いペースで登っていく。

標高が上がるにつれて雪が増え始め、コース上部は完全な雪上ライドとなる。凍結箇所もあり、集中力も高まる。今シーズン初めての雪ライドでレース中ではあるがウキウキして楽しんでいる自分がいた。

岡本選手に数秒遅れて2周目へ突入。足の調子も良い。下ったあとの登り始めは身体が冷えていて、温まり直すのに少し時間がかかる感じだ。多少先行されてもここは落ち着いて補給を取りながらマイペースでエンジンを掛け直した。


岡本選手が視界から消えない程度に捉えて単独2位で2周目の登りを消化する。下りで再び追い付けるように集中力を高める。

42kmクラス、1周目のライダーを抜きながら下るが、コーナーでインから膨らんできたライダーを避けるために選んだラインでミスを犯してしまった。

前輪が氷で滑ってしまい、左半身、特に肩を強打してクラッシュしてしまった。馬鹿な失態をした自分に怒りを覚えるが、しばらく痛みで悶絶。

「早くレースに復帰しないと!」とバイクに異常がないかをチェックする。バイクは幸いサイクルコンピュータのマウントが破損している程度だったが、左肩が思うように動かないことに気づく。肩を上げようとするとかなりの痛みと共に「ガコッ」と引っかかって上げることができない。

無我夢中で乗車するが、グリップに手を置けないほど痛い上に、上半身が支えられない。

これは、まさかの脱臼かもしれない。大学生の頃に亜脱臼を一度した経験がある程度なので困惑する。

過去に友人が自分で引っ張って治したという経験を思い出し、ハンドルに指を引っ掛けて腕を後方に思い切り引っ張ると2度目あたりで肩が元の位置に戻ったような感覚があった。肩を動かすとガコっという引っかかりが消え、痛みも多少和らいだ。その代わり肩甲骨あたりに痛みが移った感じだ。

とにかく乗車可能な状態に復活できたことに喜びレースを続行。

しかし、痛みはやはりある。加えて左膝・腰部分の打撲箇所、冷えた身体、落車の影響で下りのスピードに心のブレーキがかかり、前へ進みたい気持ちだけが空回りしてリズムが整わない。


明らかなペースダウンに何度も気持ちが負けそうになる。

パンクから復帰した宮津選手に抜かされる。さすがの力強い走りだ。
一緒に高め合ってトップを走る岡本選手に追いつきたいが身体が思うように動かない。

ボトルのスポーツドリンクすらも凍り付き、補給もうまくできない。
厚いグローブと悴んだ手だと補給食をバックポケットから取り出すだけでも至難の業。それでもなんとかジェルとバーを頬張り、エネルギーを補充し、士気を高める。


3周、4周はただただ耐えるだけ、辛いだけの時を過ごす。

コース上にいるライダーの方たちとの励まし合いでなんとか折れかける心を保つ。あまり反応できなく申し訳なかったが、声と元気をくれた人たちには心から感謝。

エイドで止まり、寒い中でスタッフの方が振舞ってくれていたお湯でボトルの凍ったドリンクを溶かし、お湯を補給。やっと飲めた暖かい水分が身体に染み渡る。ありがたい。



遅かろうが走れる限り、諦めることは絶対にしない。あと1周。自分にだけは勝とう。

亀の歩みのスピードだが、最終周回へ突入。トップの岡本選手からは約15分、2位の宮津選手からは4−5分も遅れているとの情報が入る。悔しいが、今はこの瞬間の全力を尽くすのみ。

レース終盤にかかり、雪も降り始め、気温がさらに落ちてきているように感じる。

バイクやシューズカバーに付いた泥水が凍結。氷はタイヤにも干渉し始め、変速もおかしくなり、チェーンも動きを止めるとすぐに凍りつく。チェーン落ちも頻繁に起こり、何度も止まり、氷を砕くという作業を余儀なくされるサバイバルなシチュエーション。

下りでもできるだけペダルを回してチェーンを動かし続け、シフトも動かして凍りつかないように心がけた。

ゴールまで5kmほどのところで4位にいた山中選手に追い抜かれる。ボロ雑巾のような状態だが、かすかに残った根性とチカラを振り絞り、置いて行かれないように山中選手の背中に付いていく。

肩の痛みも忘れるほどに再びアドレナリンが身体に溢れてきた。

自分でも驚いたが、まだ踏める。いける。

徐々に山中選手との距離を縮めていく。

ゴールまで残り2km程度。

辛いがこの緊張感とギリギリ感がたまらない。

やっぱりレースは面白い。

しかし、残り1kmくらいで山中選手がまさかのチェーン落ちのトラブル。

山中選手をパスして、ゴールまで踏み切ってサバイバルレースを3位でフィニッシュ。



優勝は、岡本選手。とても強かった。初優勝、心からおめでとう。
2位の宮津選手も序盤の落車とパンクトラブルがある中でも諦めずに力強い走りだった。

完敗だ。

レースが終われば笑顔でお互いを称え合う。最高のライバルであり、大切な仲間。


どうしても勝ちたかったレースだけに、落車のミスは情けなく、本当に悔しい。またやるべきことを積み重ねていちチャレンジャーとしてこの場に戻ってこようと心に誓った。

レースが終わるとホッとしたのか、アドレナリンが切れたのか、また落車した身体の痛みがジワジワとでてきた。


ゴール地点で的確に迅速に応急処置を施してくれたスタッフに感謝。

凍りつきながらも過酷なレースを共に戦い抜いてくれた愛車にも心から感謝。

今大会で私の長かった2017年シーズンは幕を閉じた。まずは怪我をしっかり治し、オフシーズンで来季への英気を養いたいと思う。

沢山の応援ありがとうございました!

池田祐樹
〜超戦〜
TOPEAK ERGON RACING TEAM USA

レース中機材・装備:
バイク: Canyon LUX CF チームエディション
フォーク・リアショック:Rock Shox RS-1Monarch XX
ブレーキ:SRAM Guide Ultimate
ドライブトレイン:SRAM EAGLE, フロント32T
タイヤ: MAXXIS IKON 2.2 (F&R), 前後20PSI
シーラント:Stan’s NoTube Race Sealant
グリップErgon GS1
グローブErgon HM2
ヘルメット: Limar
工具・サドルバッグ・ボトルケージTopeak
チェーンオイル:Finishline
補給食:GUパワーバージェル&VESPAプロSayako’s Kitchen
ソックス:C3fit 
テーピング:ニューハレ
ケーブル/ワイヤー:JAGWIRE
チームジャージ:Primal Wear

パーソナルスポンサー:
VESPA

チームスポンサー:

2017年11月14日火曜日

SDA in 王滝対策:服装を中心に⭐︎

9月に台風で中止となり、11月19日開催となったSDA in 王滝

今私は、飛騨高山御嶽トレーニングセンターに長期滞在しています。
王滝とほぼ同じような標高と気候の場所です。


とても良い環境ですがこの時期は、はっきり言って・・・・・・めちゃくちゃ寒いです!


標高1500mあたりからは雪も残り始めています。

加えて週末には強い寒波がくるとのことで、さらに寒さとの戦いとなりそうです。

厳冬期のレース対策として気になるところは、まずは服装ですね。


どれだけ寒くなるか、または雪や雨が降るのかは、当日にならないとわかりませんが、現地で「あれがない、これがない」とならないようにとりあえず持てる防寒具、防水グッズはすべて持っていくのが良いでしょう。

スポーツ中の服装は寒くても厚着をすれば良いというものではありません。

登りでは寒くても汗をたくさんかきます。

下りでは低気温に加え、風をきることで汗で濡れた衣服が冷えることで一気に体温を奪われます。

一つの厚手のものを着るよりも、体温調整のしやすいように厚手すぎないレイヤーを多め着るのがオススメです。

肌に一番近いレイヤーはできる限り速乾性があるものが良いですね。

登りでは暑くなるにつれてレイヤーごとにジッパーを開けていく、調整が可能です。
薄手レイヤーは暑くなりすぎても脱ぎやすく、収納しやすい利点もあります。

下りやスピード区間では風を防ぐ素材だと冷えにくいです。防水素材だと蒸れやすいので雪や雨が降っていない限りウィンドブレーカー程度が私は良いと感じています。

暖かくするというよりも、いかに「保温」ができるかがカギとなります。

100キロ、120キロ参加の人たちはかなりロングライドとなるので、途中でベースレイヤーだけでもドライなものに着替えるというのも一つの手です。

休憩も最小限にしてできるだけ動き続けたほうが良いです。一度冷え切ると温めなおすにはかなりの時間がかかります。その時に温めなおす体力が残っていないと低体温症になる可能性もあるので、動き続けられるペース配分を意識するのも大切です。極寒の状況で序盤飛ばしすぎて後半うごけなくなったり、ハンガーノックになると危険です。低温下では体が体温を保つために余計にエネルギーを消費します。寒くて面倒に感じても補給もしっかりとってエネルギーを持続させましょう!

現段階の予報では、–5℃〜3℃くらいが予想されています。

人により体温や冷えや温まり具合は違いますが、私の現段階での考えている装備の一例を紹介します。当日天候に変動があったらはここをベースに足し算引き算していきます。

上半身:

ネックウォーマー

スカルキャップ

ベースレイヤーグローブ
ウィンドブロックグローブ

メッシュスリーブレスベースレイヤー
メリノウール長袖ベースレイヤー
裏起毛長袖ジャージ
ウィンドブレーカー

 下半身:

オールシーズンビブショーツ
3/4丈防風パンツ
裏起毛レッグウォーマー
メリノウールソックス
厚手シューズカバー



肌には、ホットオイルを塗ります。



保険でカイロも持参するかもしれません。

スタート時間も6時と真っ暗です。日の出は6時半。ライトは必須なので強めのものを用意したほうが安全でしょう。スタートは集団なのでテールライトも付けたいですね。




パレード走行区間も凍結の心配があるので安全第一で行きましょう!

会場へ来る際も路面凍結が懸念されるのでスタッドレスにする、チェーンを持つなどの対策もあったほうが良いでしょう。

万全の準備をして、アドベンチャーを楽しみ、自分を超える戦いをし、王滝を最高の思い出にしましょう!


2017年11月2日木曜日

松野四万十バイクレースレポート

大会名:松野四万十バイクレース
大会ウェブサイト:http://matsunoshimanto.com
開催地:愛媛県松野町
開催日時:20171029
距離:95km(台風の影響により短縮)
タイム:5時間5240
順位:優勝
ナショナルチーム(門田基志選手・西山靖晃選手との3人チーム)として参戦


今年、第2回目を迎える国内最長、最強のMTBレースと謳われる松野四万十バイクレース(MSBR)。今年は140kmと距離をさらに伸ばし、難易度もパワーアップしている。その謳い文句を目にして長距離レーサーとして燃えないわけがない。

昨年の第一回と同様、門田基志選手(GIANT)、西山靖晃選手(焼鳥山鳥レーシング)の3人でチームを組み「ナショナルチーム」を再結成。3人とも今年ドイツで開催されたUCI MTBマラソン世界選手権の日本代表メンバー。正に国内最強の長距離チームと言えるだろう。

レース目標は当然連覇。


しかし、台風22号が直撃という気象予報がレーサー達を動揺させた。レース開催有無の決断は大会当日朝まで持ち越された。
警報が出たら中止という判断基準。当日朝に松野町には警報が出なかったので大会は開催方向に動いた。

大会運営陣は安全を考え、臨機応変にコースを短縮し、コースを変更した。舗装路アプローチからの目黒林道のループを3周(アルティメット)、2周(アドバンス)、1周(チャレンジ)。3周の距離は約95km、獲得標高2500m程度ある。距離は短くなったとはいえ、ダート率も上がっているので充分すぎるほどに乗りごたえはある。ループの周回コースにしたことで従来のコースよりも安全管理がし易くなっていることも素晴らしい判断だと感じた。

レースバイクセットアップ:

警報が出ていないとはいえ、台風は台風。決して油断はできない。当日朝も起きた時点で大粒の雨が激しく降っていた。
ホットオイルを身体中に塗り、防寒、防水対策の準備を入念に進めた。

朝5時半スタートなので前後のライト装着が義務付けられている。

会場へ行きスタートへ並ぶと、雨が降りしきる真っ暗の中に無数のバイクライトが光り、摩訶不思議な幻想的な風景が広がる。悪天候を承知で「レースがしたい」という強い思いで集まった同志しかそこにはいない。不思議な一体感と共にテンションも上がっていく。


©Motoshi Kadota

朝5時半、未知のビッグアドベンチャーの火蓋が切って落とされた。

スタートからハイペースでふるいをかけて、早くも先頭は2チームに絞られる。暗い上に降りしきる雨で視界がかなり悪い。暗闇での急カーブや落ちている枝や石などの障害物には普段以上に神経を使い、チームメートと声を掛け合い、明るくなるまでは安全第一にコースを進んだ。

目黒林道のオフロードに入るとうっすらと明るくなり始め、いよいよ本格的な登りが姿を表す。私たちもエンジンをかけ始めてペースアップ。チームメートと高め合いながら相乗効果でペースがグングン上がる。あっという間にリードを広げていく。

強く踏んでもチームメートがそれ呼応し、かぶせてペースを上げてくる。それにまた応えて踏む。下りも阿吽の呼吸で得意な箇所でそれぞれがリードをする。もちろんきついが、乗っていてすごく気持ちがいい。さすがナショナルチームだ。

1周目で大きくリードし、2周目へ突入。エイドステーションでは大会名物のBBQスタイルの鹿肉ソーセージをいただく。寒い中での温かい食べ物と塩気、美味しさが身体に染み渡る。

寒い中では身体が体温を上げようと、エネルギーを使い余計にお腹がすくので、低温時に食べることは非常に大切だ。普段よりも多めにエイドで食べ物を摂取した。大会エイドは食べ物が充実していたので自分ではほぼ持つ必要がなく、非常に助かった。

2周目から他クラス、周回遅れの参加者を追い越す場面が増える。励ましあったり、余裕があれば記念撮影をしたり、交流を楽しむこともできた。この悪天候の中だと気が滅入りがちなるが、声を掛け合うことでお互いに元気をもらうことができる。

©Motoshi Kadota

チームで一回パンクがあったが、修理工具を共有できるチーム戦略をうまく活用し、迅速に対処。

2周目を終え、エイドでこれまた大会名物の「浴衣美人と松野音頭」を踊り、本気で走りつつも大会を思い切りエンジョイ。しかし、台風のピーク時間で身体の冷えもピーク。エイドで再びしっかりと腹ごしらえをする。


 ©Motoshi Kadota


そうこうしているうちに2位のチームと合流してしまい、3周目・最終ラップへトップ2チームで突入。

冷えていく身体を温めるためにダンシングを多用し、横殴りの雨風を振り払うようにペースを上げていく。

林道に入り、再びリードを広げるがなかなか身体が温まらない。ダンシングし続けて登り中腹でようやく調子が戻ってきた。レイヤリングをもう一枚増やしてもよかったかなと反省。

レースでは攻めと安全のギリギリを選択していくので経験があるとはいえ、毎回成功するとは限らない。

さらに相手は偉大なる大自然。毎回学ぶことばかりだ。だからこそ成長できるということでもある。

最後のダウンヒルは安全に確実にこなし、ゴールへと続く舗装路区間は最高のチームワークで先頭交代をしながら高速ペースをキープ。

非常に過酷なコンディションだったが、今年も一番にフィニッシュゲートをくぐることができた。

共に高め合い、戦ってくれたチームメートに心から感謝。

表彰式にて。松野町の新鮮野菜、お米、地酒など豪華な賞品も嬉しい。

そして、この台風の中で最善を尽くしてくれた大会運営の方たちには頭が下がります。ありがとうございました。

沢山の応援ありがとうございました。

池田祐樹
〜超戦〜
TOPEAK ERGON RACING TEAM USA

レース中機材・装備:
バイク: Canyon LUX CF チームエディション
フォーク・リアショック:Rock Shox RS-1Monarch XX
ブレーキ:SRAM Guide Ultimate
ドライブトレイン:SRAM EAGLE, フロント32T
タイヤ: MAXXIS IKON 2.2 (F&R), 前後20PSI
シーラント:Stan’s NoTube Race Sealant
グリップ: Ergon GS1
グローブ: Ergon HM2
ヘルメット: Limar
工具・サドルバッグ・ボトルケージ: Topeak
チェーンオイル:Finishline
補給食:GUパワーバージェル&VESPAプロSayako’s Kitchen
ソックス:C3fit 
テーピング:ニューハレ
ケーブル/ワイヤー:JAGWIRE
チームジャージ:Primal Wear

パーソナルスポンサー:
VESPA

チームスポンサー: