大会名:SDA in 王滝 100km
開催地:長野県王滝村
開催日時:2018年5月20日
タイム:4時間24分43秒
春と秋に開催される、日本最大の長距離レース “SDA in 王滝”。
一昨年の春は優勝、
昨年は発熱のために途中棄権。
今回のゴールは、もちろん王者奪還。
体調を崩すことなく、
まずは健康な状態でスタートに並ぶことができた。
©︎Sayako Ikeda
レースの朝。
3時半に起床し、すぐに朝食。
(バゲットにアーモンドバターとハチミツ、バナナ一本、ミールリプレイスメントドリンク)
少し横になり、消化時間を確保してから会場へ。
晴れてはいるものの、一桁前半の低気温。
ホットオイルと薄めのアームウォーマーで対応するが、まだ寒さを感じる。
©︎Sayako Ikeda
ウォームアップでは正常に動いていたのに突然のトラブル。
距離や時間、ペースメイクのためにパワーと心拍数を見ようととしていたが修理する時間もなく、そのままスタート。
感覚でレースをしろ、ということだろう。
パレードスタート区間は会話もあり、
和やかな雰囲気で進む。
©︎Sayako Ikeda
そこに宮津選手、ドイツのキーゼル選手、岡本選手が続く。
寒さのせいか?
息が上がり、パワーが出ていない感覚。
そこまでのペースではないけれどとてもキツイ。
©︎Sayako Ikeda
©︎Sayako Ikeda
©︎Sayako Ikeda
心が折れかける。
「こんなはずじゃなかったのに」
「何をやっているんだ自分は」
「何をやってきたんだ自分は」
葛藤の中、
自分への怒りでモチベーションを高める。
自分にだけには負けたくない。
弱い自分は絶対に受け入れない。
絶対に諦めない。
今回はコースが土砂崩れや倒木のために変更され、舗装路区間が増えていた。
その分、
スピードレースとなり挽回のチャンスも減ってしまう。
ようやく終盤で自分の走りを感じることができた。
©︎Hideyuki Suzuki
故障しているサイクルコンピューターではパワー値は確認できないが
まだ身体はしっかりと動いている。
追撃できる。
©︎Hideyuki Suzuki
交わしていく42kmライダーと励まし合いながらさらにスピードを上げていく。
間に合わないかもしれないが
最後まで何が起こるかわからないのがレース。
出し惜しみなしに
全力でフィニッシュラインへとこぎ続けた。
後の結果でわかったことだが最終区間タイムは総合で1位。
しかし、時すでに遅し。
順位を上げることはできずに4位でフィニッシュ。
©︎Sayako Ikeda
序盤の不調でできたタイム差を埋めることができなかった。
完敗。
この日できるベストは尽くしたが、
敗因は明らかに自分。
積み上げて来たものを出せなかった。
単純に悔しい。
まだまだ悔しい。
まだまだこの王滝で勝ちたい。
それだけ魅力あるレース。
©︎Sayako Ikeda
優勝したリザンダー・キーゼル選手心からおめでとう。
倒れこむまで最後まで攻め続けて準優勝した若きホープ、宮津旭選手。
3位に入った私の尊敬する先輩ライダー松本駿選手。
若手に負けない力強い走り。
負けていられない。
勝ったのは過去。
また全てをリセットし、
全てを見直し
日々「超戦」し
諦め悪く
この地でてっぺんを目指します。
たくさんの応援、サポートありがとうございました。
TOPEAK ERGON RACING TEAMレースレポート(英文)
↓
池田祐樹
〜超戦〜
TOPEAK ERGON RACING TEAM USA
レース中機材・装備:
バイク: Canyon LUX CF チームエディション
ブレーキ:Shimano XTR
ドライブトレイン:Shimano XTR, フロント32T
タイヤ: MAXXIS IKON 2.2 (F&R), 前後20PSI
グリップ: Ergon GS1
グローブ: Ergon HM2
ペダル: Shimano XTR
ヘルメット: Limar Ultralight+
工具・サドルバッグ・ボトルケージ: Topeak
チェーンオイル:Finishline
補給食:GU、パワーバージェル&VESPAプロ、Sayako’s Kitchen
ソックス:C3fit
テーピング:ニューハレ
ケーブル/ワイヤー:JAGWIRE
ヘッドバンド:Halo II (ヘイロ II) プルオーバー
チームジャージ:Primal Wear
パーソナルスポンサー:
チームスポンサー:
Fox