2023年6月17日
「レッドチャレンジ」シリーズ第1戦
タイム:4時間34分33秒
総距離:42.195km
獲得標高:1684m
最高標高:3721m
レース中平均標高:3412m
場所:アメリカ・コロラド州レッドビル
STRAVA: https://www.strava.com/activities/9285265506/overview
今レースは、アメリカ遠征の最大目標「レッドチャレンジ」シリーズ第1戦目。
レース2週間前から足底筋膜炎が再発するというトラブルを抱え、数日前まで棄権すら考えていた状況だった。
しかし、トレーニングをバイクのみに切り替えたり、「ニューハレ」芥田さんを始め、サポーターの皆様の親身なアドバイスのおかげで、なんとかスタートができる状態まで回復するに至った。
走るのは一人かもしれないが、気持ちはサポーターや応援してくれている人達と走る感覚だ。一人じゃないと思うだけで非常に心強かった。
不安な箇所にはすべてテーピングを貼り、できる限りの準備をして会場へ向かった。
「レッドビルマラソン」も早々に完売する人気レースだ。
たくさんのレーサー、観客、会場を盛り上げるMCとミュージック、この熱気に包まれた会場の雰囲気が、レースへの士気を高めてくれる!
朝7時ライフルの号砲と共に、スタート!
いつもなら最初から飛ばしていくが、今回は足に故障を抱えているので様子を見ながらマイペース。
シリーズ戦のルールは、1戦でも完走できないとその時点で終わり。遅くてもいいから、痛みを抑えて、制限時間以内にゴールして次戦に繋げることが今回のミッションだ。
最初の登りから走りからスピーハイクにして、ポールも使い、足へのダメージをできる限り減らした。
しかし、それでも足底に違和感があり、痛くない進み方を必死に模索。ゆっくり歩いたり、小走り、ちょっと早く走ったり、いろいろ試していくうちに小走り程度が一番悪くないと判断。
レースから30分ほどで、天候が急転し、雪がパラつき始めた。さすが超高地レッドビルだ!
アドレナリンが大量に放出されているせいか?
足の痛みもほぼ感じない。
スタートは大事を取ってゆっくり入ったぶん、中盤から飛ばしすぎた人達を次々と抜かしていく。抜かれるよりもやはり抜いていく方が気持ちも上向きになる。
折り返し地点は標高3700m。
頂上付近は路面状況も悪く斜度もあったので、ポールが大活躍。ほとんどのランナーは持っていない中で、明らかにポールを持っている私のペースは速かった。
今回はほぼエイド頼りで補給をした。
エイドステーションが7つもあり、さらに飲み物と食べ物も充実しているので、自分ではほぼ持つ必要がないくらい。
しかも、スタッフの人達のホスピタリティと応援が素晴らしかった。
エイドに着く前から欲しいものを聞かれて、エイドに着いたら差し出してくれる。ドリンクもボトルに注いでくれるし、ゴミも預かって分別までしてくれて捨ててくれる。
ランナーたちのストレスを極限までに減らしてくれるサービスはまさに感動レベル。
しかも、雪が降る悪天候の中でもみんな笑顔で対応・応援してくれるのだ。
キツくてもエイドに来るたびにスタッフのおかげで気持ちが元気になることができた。ありがとう!
後半に入り、一時強風で、肌が出ている部分(顔と腿)にミゾレが激しく当たり痛いほどだった。
それでも自分も含め、ランナー達は追い込み続けて山を走り続ける。
言葉こそあまり交わさないものの、周りのランナー達と一緒のゴールに向かう結束感が芽生え、気持ちが熱くなる。
やっぱり、山を走ることは最高に楽しい。
そして大好きだ!
そして、レースならではのライバル達との競い合い、限界を高め合う楽しさも最高だ!
総合46位。
シリーズでは9位。
結果はもちろんもっと上に行きたかったが、数日前まで走れるかも分からない状況だった中で、この成績は上出来だったのでは!?
なにより、これで第2戦への出場資格はゲットし、次に進めることが嬉しい!
しかしながら、フィニッシュできたとはいえ、山岳フルマラソンをそれなりに走った足底へのダメージは大きい。
第2戦は7月9日「シルバーラッシュMTB」MTB80キロ。
少しでも順位を上げて、シリーズ総合の表彰圏内へ入りたい。
たくさんの応援・サポートありがとうございました!
・番外編
レース後には無料のランチが選手達に振舞われたのですが、プラントベース・ヴィーガンの選択肢もあってとても嬉しかった。さすがレッドビルレースシリーズ!
・レース装備・