2018年3月21日水曜日

京都ゆぶねTOPEAK 「春よ恋ひ4時間エンデューロ」レースレポート

大会名:「春よ恋ひ4時間エンデューロ」

大会ウェブサイト:http://main.846.info/?day=20171126

開催地:京都府和束町湯船森林公園内TOPEAK MTB LAND

開催日時:2018318

結果2




前日から会場入りし、コースチェック。

運営スタッフの方達が家族のような和やかな雰囲気の中、翌日のレースのために入念にコース整備を行ってくれていた。

TOPEAK MTB LANDは、バラエティに富んだ素晴らしいMTBパーク。常設コースなのでシングルトラックで存分に練習することも可能。とてもありがたい存在だ。

レース当日、朝は霜が降りるほどの気温。

4時間レースの前に、
元気が溢れるキッズレーサーたちの熱い戦いが行われ、

冷たい空気も吹き飛ばすほどに会場はヒートアップ!

今回の私のゴールは2つ。

「連覇」

「最初から最後まで全力を出しきる」


©︎Sayako Ikeda


スタートの号砲と同時に、
トップXCエリートレーサーの中原義貴選手を筆頭に、

ユース全日本チャンピオン・山口創平選手、

ユース全日本3位・中島歩選手、

有望な若手ホープ選手達が猛烈なスピードで飛び出す。

 ©︎Sayako Ikeda


序盤はそのハイペースに引き離されてしまうが、

その悔しい気持ちとともに、

若手の著しい成長に刺激を受けてとてもワクワクした。

彼らに負けじと必死に追いかける。


©︎Sayako Ikeda


4周目にようやく2位と3位を捉え、2位に浮上。


©︎Sayako Ikeda

トップを行く中原選手のスピードは依然衰えず、むしろまだタイム差を広げられている。

焦りもあるが、先はまだ長い。

無茶にペースは上げずに、
限界ラインのギリギリペースで追い込み、

できるだけラップタイムを落とさずにレースを進めた。


©︎Sayako Ikeda

コース上にはたくさんの参加者がいる。

キッズを含め、皆それぞれのゴールを持ち、

タフなコースに立ち向かい、

必死に頑張っている。


©︎Sayako Ikeda

その姿を見るとエネルギーをもらえる。

抜くときはできる限り、声を掛け合い、励まし合う。


©︎Sayako Ikeda

レースも後半戦に入る。

思い返すと、例年このレースにおいて、

この時点で追いかけていることは記憶にない。

このチェイスしている緊張感が4時間という長い時間を短いものに感じさせる。


©︎Sayako Ikeda

あと1時間半しかない。

追いつけるか。

一時5分近く離され、
徐々に3〜4分差まで近づくが、

そこからなかなか差を詰められない。


©︎Sayako Ikeda

厳しいシングルトラックの急勾配の登り
滑る木の根
序盤は気にしていなかったような小さなデコボコ

周回を重ねるごとにボディーブローのようにキツくなってくる。


©︎Sayako Ikeda

追い込み続けて3時間半が経過。

心身ともに限界に近づいてくる。

顔が歪むほどにキツい。

しかし、この極限に辛い状態からが真価を問われる。

ここで踏ん張るか、踏ん張らないかで

強くなれるかが決まる。

©︎Sayako Ikeda

足を緩めるのは簡単かもしれない。

でも、
本番中に「それ」をやったら
競技者として何かを失う気がする。

だから自分を信じ続ける。

まだ追いつける。

まだ追い込める。


©︎Sayako Ikeda

この状況だからこそ全てを絞り出し、
再びペースアップを試みる。

タイム的にもセーブをしている余裕は一切ない。

3分差から2分差。

残り1周半。

ここに来て身体からエネルギーが溢れてくる。

遠いが中原選手を視界に捉える。

まだまだ。

もっといける。

しかし、ここでタイムアップ。

1分差まで詰めたが、2位でフィニッシュ。


©︎Sayako Ikeda

完敗。

中原選手は素晴らしく強かった。


©︎Sayako Ikeda

優勝おめでとう。

中原選手と私のみが22周回をコンプリート。

とても良い勝負だった。

同時にすごい悔しい気持ちがこみ上げる。


©︎Sayako Ikeda

でも、

今年もまだこの悔しい気持ちが強くあり、

悔しいと思えるということを大切にしたい。

この気持ちがなければ強くなれないから。

だから勝者には心から感謝。

次はチャレンジャーとして再出発だ。



一緒にレースを共有した皆様
大会運営スタッフの皆様
応援・サポートしてくださった皆様

実りある、素晴らしい日をありがとうございました!

©︎Sayako Ikeda


TOPEAK ERGON RACING TEAMレースレポート(英文)

https://mailchi.mp/e01af7357eee/down-to-the-wire-at-the-topeak-4-hour-endurace?e=baa27d2aec

池田祐樹
〜超戦〜
TOPEAK ERGON RACING TEAM USA

レース中機材・装備:
バイク: Canyon LUX CF チームエディション
ブレーキ:Shimano XTR
ドライブトレイン:Shimano XTRフロント32T
タイヤ: MAXXIS IKON 2.2 (F&R), 前後20PSI
シーラント:Stan’s NoTube Race Sealant
グリップErgon GS1
グローブErgon HM2
ペダル: Shimano XTR
ヘルメット: Limar Ultralight+
工具・サドルバッグ・ボトルケージTopeak
チェーンオイル:Finishline
補給食:GUパワーバージェル&VESPAプロSayako’s Kitchen
ソックス:C3fit 
テーピング:ニューハレ
ケーブル/ワイヤー:JAGWIRE
チームジャージ:Primal Wear

パーソナルスポンサー:
VESPA

チームスポンサー:
Canyon
Limar
Maxxis
DT Swiss