大会名:CSC Classic
開催地:静岡県サイクルスポーツセンター
開催日時:2018年3月11日
・午前
競技種目:クロスカントリー
順位:10位
・午後
競技種目:3時間耐久ソロ
順位:優勝
STRAVAデータ:
https://www.strava.com/activities/1447164767
会場となっているサイクルスポーツセンターは2020年東京オリンピックのマウンテンバイククロスカントリー競技の開催予定地でもある。
今回は、午前にクロスカントリー(以下XC)、午後に3時間耐久レースという1日で2レースに参戦。
日本の公式シーズンが始まる直前の前哨戦として知られているCSCクラシック。
この時期にレースがあることは非常にありがたく、トレーニングの成果を確認し、高い刺激を入れ、軌道修正し、シーズンを迎えることができる。
−クロスカントリー(XC)−
XCエリートカテゴリーのレース時間は1時間未満。
私が普段出ている長距離レースと比べるとかなり短いが、その分強度が高い短距離レース。
当日、晴れ間も見えるが気温は低く、じっとしているととても寒い。ローラーで長めにアップを行い、身体を温める。
XC国内ランキングが反映され、スタートは最後列(XCには出ていないので仕方がない)。
©︎Hidehiro Ito
スタートから速い展開が続く。
ダッシュをかけて、最後尾から少しでも前へ行こうとスピードを上げる。
©︎Sayako Ikeda
抜けるポイントでダッシュをかけて徐々に順位を上げていく。
イメージではそのまま先頭集団へ追いつくはずだったが、身体の反応が非常に鈍く、息だけ上がってスピードが全く伸びない。
©︎Sayako Ikeda
少しペースダウンをして呼吸を整えるが、XCでこんな悠長なことをしていると瞬く間に順位は落ちる。
コースは、休みどころが少ないレイアウトでいろんな要素が凝縮されている。きつくはあるが、集中できる飽きがこないコース設定だ。
©︎Sayako Ikeda
追い込みはしたものの、後半は耐えるだけの展開となり、10位でレースを終えた。
©︎Sayako Ikeda
ある程度予想はしていたが出ればやはり悔しい。
しかし、普段と異なる種目に出たことで、体だけでなく、精神的にもすごく刺激が入ったのも事実。
種目が多く、自由なMTBは本当に面白い。
−3時間耐久レース−
午後は、長距離レーサーの私にとってのメインイベント「3時間耐久レース」。
午前のXCでだいぶ足は使いはしたものの、とても良い刺激が入ったのでむしろ最高のウォーミングアップだったかもしれない。
©︎Sayako Ikeda
スタートは様子を見ながら、淡々と体を温めていく。
2周目からトップに立ち、リードを広げていく。XCの疲労はそこまでなく、足の感じも悪くない。
©︎Sayako Ikeda
短めの周回コースなので、徐々に前周回数のライダーを抜いていく。
©︎Sayako Ikeda
抜いていく時に、一瞬ではあるがお互い励ましあったり、知り合いであればジョークを言い合ったり、良いエネルギーを交換してレースを進める。お互い真剣だが、尊重し合っているからこその交流。これも周回レースならではの魅力だ。
©︎Sayako Ikeda
特にキッズレーサーにはお礼を言わなければいけないほどにエネルギーをいただいた。私も嫌になるほどの斜度のキッツイ坂をバイクを押しながらも、決して止まらず、諦めずに、進み続ける。あの小さい身体に詰まった大きなエネルギーは希望でしかない。「頑張れ!」と声かけつつ「ありがとう」と心の感謝。
©︎Sayako Ikeda
3時間の全力走は長く、険しく、心身ともに強さを試される。追い込み続けるモチベーションを保つことも難しい。
今回は、メカニック・コーキさんがラップタイムを細かく計測し、1周ごとに前周回とのタイム差まで伝えてくれたことがモチベーションキープの大きな支えとなった。ドリンク補給と同時作業までしてくださり、感謝しかない。
©︎Kazuo Fushii
コース上の混雑状況にもよるが大体6分が私の1周の基本タイム。
このラップタイムを落とさず、3時間走り切ることを目標とした。
前周回の自分とレースしているような感覚だ。
©︎Sayako Ikeda
総合優勝も視野に入れてラップを刻んでいたが、エリートレーサー2人のチームに追い抜かれてしまった。
©︎Sayako Ikeda
追いつこうとペースを上げると逆にペースダウンにつながるので、できるだけ視野から消えないように淡々と自分の限界ギリギリのペースをキープ。
最終周回まで6分ちょっとのペースから落とさずに乗り切り、
ソロ優勝。
©︎Sayako Ikeda
30周をコンプリート。
コーキさんが記録した手書きのラップタイムメモ(29、30周目はフィニッシュ地点に移動したため無し)。
これを見ると目頭が熱くなる。1人じゃない。一緒に戦っている仲間がいることに心から感謝だ。
サポーター、参加した皆様、応援してくださった皆様、そして、大会を支えてくださった皆様、素晴らしい日をありがとうございました!
次戦は、休む間も無く今週末。
3月18日、京都府和束町TopeakMTBランドで開催される「春よ恋ひ」4時間エンデューロ
この熱く、良い流れを保ち、優勝目指します!
TOPEAK ERGON RACING TEAMレースレポート(英文)
↓
https://mailchi.mp/29dcb7cdac29/yuki-doubles-up-at-the-csc-classic-in-japan?e=baa27d2aec
池田祐樹
〜超戦〜
TOPEAK ERGON RACING TEAM USA
レース中機材・装備:
バイク: Canyon LUX CF チームエディション
ブレーキ:Shimano XTR
ドライブトレイン:Shimano XTR, フロント32T
タイヤ: MAXXIS IKON 2.2 (F&R), 前後20PSI
グリップ: Ergon GS1
グローブ: Ergon HM2
ペダル: Shimano XTR
ヘルメット: Limar Ultralight+
工具・サドルバッグ・ボトルケージ: Topeak
チェーンオイル:Finishline
補給食:GU、パワーバージェル&VESPAプロ、Sayako’s Kitchen
ソックス:C3fit
テーピング:ニューハレ
ケーブル/ワイヤー:JAGWIRE
ヘッドバンド:Halo II (ヘイロ II) プルオーバー
チームジャージ:Primal Wear
パーソナルスポンサー:
チームスポンサー: