2022年11月14日月曜日

SUSONO MTB CHALLENGE 4時間耐久レースレポート

2022年11月13日(日) 

大会SUSONO MTB CHALLENGE 4時間耐久

結果総合優勝

タイム:4時間5分39秒

総距離約63km(1周6.3km x 10周)

獲得標高:約2588m

路面コンディション:ドライ〜ウェット

天候:曇り〜小雨

場所:静岡県裾野市

STRAVAhttps://www.strava.com/activities/8109732274


「SUSONO MTB CHALLENGE」のコースは、私の大のお気に入り。昨年初開催の今大会に参加してすぐに魅了された。

フロー、岩場、泥、激坂など、MTBの醍醐味が詰まっていて、4時間乗っていても飽きない素晴らしい設定。

プロフィールも激しく登って激しく下るシンプルなレイアウト。


決して楽ではないが、心・技・体、全てが試されるその難易度が、私のチャレンジ精神を掻き立ててくれる。


今回の目標は、2連覇。

そして、昨年の自己記録である10周:4時間10分53 秒を超えること。できれば11周をしたい。そのためには11分以上タイムを縮めないといけないので相当なチャレンジだがトライしたい。

昨年の優勝ゴールシーン↓これをリピートしたい。

©︎PowerSports

今期最後のMTBレースであるだけに、すべてを出し切って、良い形で終え、来年へのモチベーションにもつなげたい。

新城スパルタントレイル84km」の激闘から2週間。

激しいダメージもなんとか回復し、ぎりぎりMTBへのコンディションを今大会に間に合わせることができた。

しかしながら足首など若干ダメージが残る箇所もあったのでニューハレのXテープで対応した。

その他のフィーリングはとても良い。

昨年優勝者としてスタート前の激励スピーチの機会もいただき、レースへのワクワク感は最高潮へ!

午前9時半。いよいよ4時間の「超戦」の火蓋が切って落とされた。

©︎Sayako

渋滞を避けるためにも、最初のテクニカルな激坂区間からペースアップして先頭を引く。

©︎PowerSports

昨年よりラインは取りやすいが、路面の土が濡れてツルツルで気を抜くとすぐに後輪が滑って空転してしまう。

タイヤのトラクションを感じながら丁寧なペダリングを心がける。

1周目の登りは後続が視界にいつつも、首位でダウンヒルへ突入。

©︎そた

序盤の高速舗装セクションからダートに入ると、一気に難易度が高いトレイルに豹変する。

1周目は最速のライン探しに全集中。

一番の濡れたガレ場の下りはなかなか良いラインが見つからずに1周目は通過。次は途中から左のラインを攻めてみよう。

©︎PowerSports

1周目は手元の時計で23分35秒ほど。

ドリームゴールの11周達成には、1周平均24分以下で周らないと11周には入れない。先を考えつつも飛ばしたけれど25 秒くらいしか余裕がない。これは厳しい戦いになりそうだ。

2周目からは首位独走体制となり、自分とラップタイムとの戦いとなった。

©︎Sayako

2〜5周目あたりまでは安定して24分を少し切るペースを刻む。ここまでは昨年よりも速い平均ラップタイムで走れていた。

精神的にもトレイルを楽しむ余裕もあり、毎周回ガレ場の下りのラインを変えて遊んでみたり、SUSONOのコースを思い切りエンジョイしていた。


しかし、2時間40分を過ぎたあたりから登りのパワーとタイムが落ち始め、下りでなんとかラップタイムを24分に合わせるギリギリの戦いとなる。

©︎Sayako

目標タイムから少しずつ遅れ始め、身体もきついが、なによりもメンタルが折れかけそうになる。

メンタルが折れると一気に身体は動かなってしまう。

同じコースを走る選手達と声をかけ合ったり、応援してくれるコーススタッフや清子に精神的に助けられながらなんとかモチベーションを保つ。

©︎そた

それでも登りのタイムが1分、2分と遅れ始め、下りではその遅れを取り戻せなくなってくる。

©︎PowerSports

脚も攣り始めてしまい、さらにペースダウンを余儀なくされる。

3時間20分過ぎたあたりで、このタイムでは11周達成には届かないことを悟る。


超悔しいが、ここからペースアップできる脚は残っていない。

情けない。

3時間ほど高速24分ペースで走ってきた大きなツケも一気に来て、脚が鉛のように重く、限界の際の際まで追い詰められる。

せめて昨年の10周回時のタイムよりは速くゴールしたい。

©︎PowerSports
過去の自分に打ち勝ちたい。

来年のビッグゴールを叶えるためにも

今の時点で過去の自分には絶対に負けていられない。

©︎PowerSports

パワーもスピードも前半の登りに比べると激遅だが

ペダルへ込める気力だけは決して緩めなかった。


最後の2周回は、ほぼ精神力のみで走り切った。

10周回目の登りを終える時には、全てのパワーを絞りきり、追い込み切った。

最後の下りも全集中。

©︎Sayako

今日最後のSUSONOトレイルをエンジョイすることも忘れずにフィニッシュへと向かった。

悔いなく全てを出し切り

昨年と同様ウィンニングウィリーでフィニッシュ!

4時間5分39秒。

昨年の記録よりたった5分ほどだけれど打ち勝つことができた。

そして、今日の目標だった「2連覇」、そして「自分超え」をなんとか達成することができた。

©︎Sayako

11周回は叶えられなかったことは悔しいが、全力でトライした結果なので受け入れるしかない。

次回出る時までにもっと力をつけて、必ず成し遂げたい。


パワースポーツの皆様、裾野市の皆様、ボランティアスタッフの皆様、素晴らしい大会の開催に心から感謝。

MTBの楽しさを存分に味わえた充実の4時間となった。

今回の結果を弾みにして、来シーズンは更なる飛躍を目指します。

たくさんの応援、サポート、誠にありがとうございました。

池田祐樹


~レース機材・装備~

共に極限まで戦ってくれた信頼の機材&装備達

あらゆるトラブルを想定して厳選したサドルバッグの中身

バイク: Canyon LUX CF SLX

ホイール:DT SWISS XRC 1200 SPLINE, 25mm

タイヤMAXXIS IKON 2.2 (F&R), 前後21PSI
シーラント:Finish Line 
グリップErgon GA3 オレンジ
グローブErgon HM2
サドル:ERGON SM Pro Men
シートポスト:DT SWISS D232ONE
工具・サドルバッグ・ボトルケージTopeak
スペアチューブ:Tubolite
チェーンオイル:Finishline ceramic wet
ブレーキ:Shimano XTR
ドライブトレイン:Shimano XTRフロント34T
ペダル: Shimano XTR
ヘルメット: Limar AIR PRO
手に馴染みもはや身体の一部となっているERGONグローブ

泥さえも美しく映えるキャニオンLUX

泥だらけになりながら超戦コンプリート!

補給食:GUenergy
テーピング:ニューハレ
貼る心拍センサーパッド:AIRFIT

フィードゾーンに並べたGU ENERGYボトル。
気温が高くなりそうだったので当日一本追加で用意

補給はGU ENERGY。お気に入りのフレーバーで揃えた。

NEW HALEニーダッシュのテーピングでブレないペダリングをサポート。

スポーツフルのチームジャージ(SUPERGIARA)。
フィット感高く、動きを邪魔しないストレスないライディングを可能にしてくれる。

貼る心拍センサーパッドAIR FIT。
バンドによる締め付けがないのでだいぶストレスが軽減される優れアイテム。


パーソナルスポンサー:


チームスポンサー: