レースやトレーニングでの失敗を反省&改善するのと同様に
今回の感染してしまった原因と法則性の鍵を探り、PMCを元に考察してみました。
パワートレーニングをしている人で
この↓のトレーニングピークスによる「パフォーマンスマネージメントチャート(PMC)」でコンディション管理をしている人は多いかと思います。
この1年(365日)のチャートです。
ざっくりと・・・
黄線がTSB(コンディション)
青線がCTL (現状の体力)
赤線がATL (疲労度合い)
(詳しい用語説明は、じてトレさんの"TSB・CTL・ATL活用のガイドラインや注意点の整理"がわかりやすいです(^^))
この1年で風邪を引いたのは2回。
(図内の😷マーク)
TSB(コンディション)が-40を下回っている回数が4回。
そのうち風邪を引いているのが2回。
逆にTSB-40以上の時は1回も風邪を引いていません!
(私の場合、)TSBが-40以下になると感染症のリスクが上がるという仮説を立てるならば、50%のという高確率です!
さらに2回目の風邪の2週前にもTSB-40を一度下回っているので、回復の間隔が短く、リスクはアップしたことが予想されます。
8月の一番TSBが下がっている時(-68)には風邪を引いていないのですが、それが単なるラッキーだったのか、もしくはCTLが比較的高かったので回復力も比較的高かったことも予想されます。
・1回目は、2019年10月26日〜
先日NHK BS1グレートレースでも放送されたあの「ブラジル・ライド」7日間レースの直後です。
レース直後の数値は以下の通り。
TSB: -61
CTL: 108
ATL: 160
7日間の限界を超える追い込みでATL(疲労)はグンと上がり、TSB(コンディション)もガクンと下がっています。
・2回目は、今年2020年1月5日〜
モチベーションが高く、トレーニングも激しくこなしていたところでの体調不良でした。
体調を崩す直前の数値。
TSB: -48
CTL: 104
ATL: 134
ATLがCTLを高く上回っている期間も比較的長かったことも影響しているかもです。この2週前にもTSB(コンディション)が-40に下がっていることにも見逃せないポイントです。
「パワー・トレーニング・バイブル」にもTSBが-20未満から感染症リスクの注意が必要で、-50未満が続くとさらにリスクが上がるとあります。
負荷・疲労をしっかり身体にかけてあげないと成長がないのも事実です。回復のタイミングを誤るとケガや病気に繋がります。
アスリートはこの疲労と回復のサイクルのギリギリのところで追い込むことも少なくありません。
このチャートの信頼性は、定期的なFTP値の更新と長期的トレーニングデータの蓄積ありきです。
それでも、やはり机上での数値。
感覚と体感が最優先だと思っています。
そして、私のパーソナルデータなのでこの数値は個人によって変化もすれば反応も違ってきます。
毎年、身体の反応や耐性、回復度合いなども変化するのですが、今回の数値と感染の相関性の見直しは面白かったです。
あくまで体調管理の目安ですが、私の現状ではTSB-35くらいに下がり始めたら、CTLの上昇率も含めトレーニングを見直しが必要。という基準がなんとなくできました。
↑では、パワートレーニングの観点から風邪予防を考えましたが、基本は生活習慣というのは絶対です!
近年は、食生活の見直しを主に体質改善をして、風邪を引く回数を激減させることに成功していました。
以前は年平均4−5回は風邪を引いていて、ステージレース後や飛行機移動でしょっちゅう体調を崩し、大きな悩みの種でした。
今回体調を崩しているのであまり自慢はできませんが、
ここ3年ほどは引いても1−2回に抑えることができています。
当たり前のことですが
体調管理のために気をつけているのは以下
- 食生活をホールフードプラントベース
- 睡眠時間は基本8時間
- 出来るだけ人混みへ行かない(特に疲労時!)
- 手洗いうがい
風邪は1年に引いても1回まで!
と決めていたので
今年は早くもこの風邪で厄払いできたので?!
残りの2020年は絶対健康!
最高のシーズンを送ります!
皆さんも健康でハッピーなアクティブライフを!(^。^)!
皆さんも健康でハッピーなアクティブライフを!(^。^)!