Yuki Ikeda Official Blog: 「東京八峰マウンテントレイルレース」レポート

2018年12月24日クリスマス前日(^^)

「東京八峰マウンテントレイル」

参加してきました！

約３４km・獲得標高約２０００m

東京西部の八峰をまわるコースで

難易度は高いものの、とても美しいコースでした。

人気もある大会で約９００人規模！

9月終わりからトレイルランにハマり、

本業のバイクトレーニングと並行して走ってきたこの３ヶ月弱。

途中、膝を故障してしまい、あまり走れませんでしたがなんとかスタートラインに立つことができました。

目標は、走りきること、そして楽しむこと！

朝は一桁前半で極寒でしたが

好天に恵まれました。

開会式では
尊敬する大会アンバサダーのお二人のスピーチで参加者の士気は一気に上がっていきます！

鏑木選手と宮地選手。

お二人とも強いだけでなく

人柄もトップ選手です！

鏑木選手は皆のスタート5分後、最後尾から出走。
逃げ切れるかも選手にとっては
大きなモチベーションです(^^)

スタート直前。
間違ったハイドレーションパックを背負っていたり
慣れない準備でてんやわんやでした（大汗）。

スタート前の集合写真！

レッツゴー！

©︎Kenta Onoguchi

スタートは約４キロの舗装路林道の登りから始まります。

トレイルに入るまでの激しいポジション争いが始まります。
約キロ4分ペースで巡航して登りへ！

トレイルに入ると抜きどころがなく、渋滞すると聞いていたので舗装路区間はほぼ全開走で駆け上がっていきました。

20番前後のパックで激坂トレイルへ！

まだ基本的な走力が未熟な私にとっては
トレイルの方が比較的付いていけました。

急斜度の登りはバイクの登りペダリングの筋肉とリンクするところがあり、意外と対応できます。

足があるうちは下りもバイクのダウンヒルの感覚で行けるのでそれなりにごまかせました。
しかし、足が終わってくると下りは登りよりも辛くなりました。。。

前半は快調に飛ばし、
野山を駆け回る野生の感覚が楽しすぎて
思わず奇声をあげながら走っていました（笑）。

しかしながらコース半分手前あたりから
不安だった膝に違和感を感じ始めてしまいました。

「あしラボ」さんで教わったフォームを頭で思い出し
失速しつつも痛みが出ない走り方を意識しました。

なんとか痛みは最小限に抑えらましたが
前半飛ばしたツケでペースはガタ落ち。

足が上がらず、木の根に引っかかったりフラフラの状態に。

特に平坦と下り区間は踏ん張れずにゴボウ抜きされていました。ジョギングペースでもキープが難しいほどにペースダウン。

ランニングの地脚がまだないMTBで培っただけの体力任せの私の今の現実を突きつけられます。

そんな辛い時に、コース上に仲間の応援の声が！

声を聞いただけでエネルギーが復活し始めました！

応援の力は本当にすごいです。

コース上でもスタッフの方々、ハイカーの方々が応援してくれて、たくさんのエネルギーをもらいました！
ありがとうございました！

足はボロボロだけれど心は元気になり
前を見続けることができました。

祝日でハイカーさんも多かったのですが、みなさんフレンドリーで大会のスローガンでもある「SHARE THE TRAIL」が実現されていました。

開会式で鏑木毅選手が改めておっしゃっていましたが、

私たちレーサーは、ハイカーさんに対してすれ違う時、抜くときはもちろんスピードを緩め、声をかけて、挨拶をしてコミュニケーションとりながら走りました。

様々なユーザー、様々な楽しみ方が気持ちよく共有できるトレイルとなっていければと思います。

ゴールまで3−４キロで前方の走者数人を捉えてから
ボロボロでつりかけている足に鞭を入れ、追い込み、順位を上げてフィニッシュゲートを気持ちよくくぐりました！

総合２５位

今日出来得ることは
コース上に全て置いてこれたかと思います。

この達成感！たまらないです！

足がガクガクで立っているのもやっとですが
言葉にできないほどの充実感！

MTBとはまた違った新鮮な刺激。

それにより活性される身体と脳！

人間の原点の運動は自然の中を「走る」という行為。

野生に帰るような高揚感。

障害物だらけの山道で研ぎ澄まされる神経。

アドレナリンがどんどん放出される快感。

たまらない楽しさです。

プロマウンテンバイカーが参戦ということで
恐縮ながらインタビュー受けさせていただきました。

新たなチャレンジをすることで得られる経験と刺激は
必ずMTB競技にも生かされて
相乗効果で結果両種目のレベルアップにつながると信じています！

情熱を注げることがもう一つ増えたことは競技者として何よりも幸せです。

MTBレーサーのエゴで順位だけ見ると純粋に「悔しい！」と思ってしまいますが、まだまだ新しいチャレンジは始まったばかり。

３カ月足らずの練習で、大きな怪我もなく、無事に走りきれたことを大切な経験としてポジティブに捉え、欲張らずに、一歩ずつ地脚を作っていきます！

素晴らしい大会を開催してくださった運営の皆様

一緒に今日という最高の1日を共有してくれた皆様

応援してくれた皆様

本当にありがとうございました！

レース結果：

http://www.kfctriathlon.com/pdf/results_2018_8mine.pdf

レースデータ（STRAVA）：
https://www.strava.com/activities/2032541238
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タイツの下で陰ながら私の足を支えてくれた「ニューハレ」テーピング。特に何回か挫いた足首のダメージを最小限に抑えてくれたXテープには感謝しかありません。