今年も王滝の季節になりましたね。
SDA in 王滝は、国内最大規模のMTB長距離レース。長距離レーサーの日本一決定戦と言っても過言ではないでしょう。
春100kmと秋120kmの年に2回の大イベントです。
私は国内で出場するレースが少ないこともあり、この大会にはとても思い入れがあり、優勝タイトルにはこだわりがあります。昨年は春・優勝、秋・準優勝ときています。
そして、2017年春大会が今週末21日に迫ってきました!
そこで、今年の私が駆るレースバイクをご紹介します。
メンテナンス・整備は信頼の自転車コーキ屋さん。私の公式メカニックとして日頃のトレーニングからレースまでサポートしてくれています。フレームからホイールまで「ガラスの鎧」コーティングを施してくれています。細部まで妥協せずにこだわり、レースレディにしてくれています。感謝です。
私のモットーである「超戦」(己を超える戦い)ステッカーをトップチューブへ。気合いが入ります!王滝会場でも超戦ステッカー販売を予定しているのでぜひ、トピークブースにお越しください⭐︎
Designed by MTB Design Works
今年から新たにチームパートナーとなったDT SWISSホイール。
使用モデルはXMC 1200 29。セットで1495gと超軽量。超高次元のハブのスムーズさ、正確なノッチのかかり、剛性を兼ね揃えたまさに決戦用最強の武器です。リム幅も広めなので乗り心地も向上しています。
タイヤも新しいパートナーとなったMAXXIS。今回の使用モデルは万能タイヤとして著名なIKON 2.2 EXO TR。まだ使い始めて間もないですが、その人気の理由がすぐにわかりました。この前のアメリカでも様々な地形、コンディションで乗りましたが、その場所を選ばないオールラウンドな性能には感動しました。「IKONを履いておけば間違いない」。そんな言葉がぴったりだと思います。
横のノブもしっかりあるので王滝で多いサイドカットのリスクを減らしてくれることでしょう。エアーボリュームもあり、広めのリム幅と合わさって長距離での乗り心地が向上し、疲労軽減の助けともなるでしょう。
MAXXISのパウンドの特徴か、今までよりも"ゴム感"が強く同じ空気圧でも若干柔らかく感じます。コーナリングでノブの粘りとグリップが効く印象です。
そのせいもあり、まだ空気圧は模索中ではありますが、王滝での空気圧は18-20psiで調整を考えています。
チューブレスのシーラント剤は言わずと知れた信頼のスタンズノーチューブ。たっぷり注入します。パンクのリスクが多い王滝では多めに入れておくことをお勧めします。乾いている場合もあるので定期的にシーラントが入っているかのチェックもすると良いですね。
ペダルは私の定番クランクブラザーズ・エッグビーター11+コンタクトスリーブ(1mm)。
他の追随を許さない軽量性(ペアで179g!)、動きの自由度が広い、キャッチの良さ、私の好みです。さらにコンタクトスリーブを付けることでソールとペダルが密着し、ペダリングの力伝道の助けとなります。
グリップはエルゴンGS1スモール。もうこれ以外のグリップを握れるのか?というくらい長年気に入って使っています。握らずに手を置けるので、手だけでなく、上半身全体がリラックスできるので疲労軽減にはかなり強い味方です。プレッシャーポイントも分散してくれるので長時間乗っていても痺れも少ないです。
ちょっと年季が入っちゃっていますが(汗)、パンク修理には欠かせないアイテム「チューブレス・パンク修理キット サムライスォード」をグリップのエンド部に収納しています。使わないに越したことはないのですが、サムライのおかげでパンク修理スピードが格段に早くなり、持って行くチューブを2本から1本に減らしています。
サドルはエルゴノミックデザインでMTB用に作られたエルゴン・SMR3プロカーボンSを使用。自分の坐骨の幅にあったサイズのサドルを選べるのでよりフィットした感覚を得られます。
サドルバッグは今回は、トピーク・ウェザープルーフダイナウェッジをチョイス。防水生地で中身を保護し、スリムで全体のデザインを損なわないクールデザインも気に入っています。あのケープエピックの上位チームの使用率も高かった逸品です。昨年から王滝の装備はかなり軽量化してきています。以下が中身です。
携帯工具:トピーク ミニ9プロ
CO2カートリッジ:トピーク 25g
ボンベヘッド:トピーク マイクロエアーブースター
パッチキット:トピーク
タイヤレバー:トピーク シャトルレバー1本
チューブ:マキシスフライウェイト
タイヤブート:使い古したタイヤから作ったもの
レースの特性に対して、かなり削ぎ落としている装備なので万人にはお勧めできないかもしれませんが、今まで一度もなかったトラブル、パンクの回数、経験などを考慮し、私なりの最低限の装備に落ち着いてきています。参考になれば幸いです。
今回新しく取り入れているMAXXISのフライウェイトチューブの軽さとコンパクト性には驚愕。29インチでたったの115g!このおかげでサドルバッグのサイズダウンが実現しました。お勧めです。
チューブを収納するときは、バルブ部分が擦れて穴があかないようにタイヤブートを巻いています。そのあとビニールに入れて他の収納物との摩擦も防止します。
定期的にチューブに穴が空いていないかのチェックもお忘れなく!レース前には特に。
王滝で使用するチェーンルーブはフィニッシュラインのセラミックウェットチェーンルーブをたっぷり目に塗布します。レース最後までしっかり潤滑性能を保ってくれます。昨年の秋の大雨もこれでした。
今のところの補給プランも記しておきます。気温や天候で変化する可能性があるので、あくまで現時点です。
私の予想レース時間は4時間20〜40分。
例年の水や補給の消費量を加味して、
ボトル:大1本(スポーツドリンク)
8OZジェルボトル:2個(各フラスコにジェル4個+水)
エナジーバー:1本
カロリー的には1300〜1400Kcal
昨年もほぼ同じ内容でぴったりでした。
補給に関してはかなり個人差があるので、参考程度に考えていただければと思います。
練習中から試行錯誤した結果の装備です。
自転車コーキ屋さん代表であり、プロメカニックのコーキさんが最終調整中の絵。
私がスタートに立てるのは一人だけの力ではありません。
たくさんのサポート・応援があり、今の活動ができています。
私の愛車の一つ一つのパーツに魂が宿っています。
今週末の王滝で私は走りで応えます。魅せます。
不器用ですが、「MTBで思い切り走ること」が私の最高の表現方法。
あと、6日間しっかりと調整し、日曜日は最高のレースをします!
王滝での予定レースバイクと装備のまとめリンク:
フォーク・リアショック:Rock Shox RS-1・Monarch XXブレーキ:SRAM Guide RSC
ドライブトレイン:SRAM XX1, フロント32T
タイヤ: MAXXIS IKON2.2 TR EXO: 前後18〜20PSI
シーラント:Stan’s NoTube Race Sealant
グリップ: Ergon GS1
グローブ: Ergon HM2
サドル:ERGON SMR3 S Pro Carbon
ペダル: Crank Brothers Eggbeater 11
ヘルメット: Limar
チェーンオイル:Finishline
補給食:GU、パワーバージェル&VESPAプロ、Sayako’s Kitchen
ソックス:C3fit
テーピング:ニューハレ
ケーブル/ワイヤー:JAGWIRE
ヘッドバンド:Halo II (ヘイロ II) プルオーバー
チームジャージ:Primal Wear