2022年5月22日(日)
結果:優勝
周回数:20周
コース1周:約3km(獲得標高約90m)
路面コンディション:ウェット/泥
天候:曇り時々晴れ
場所:横浜市少年自然の家赤城林間学校(群馬県昭和村)
STRAVA: https://www.strava.com/activities/7182208696
今回、私は初参加だったが長距離系レースが少ない国内では貴重な存在であり、東京から近いという点でもとても嬉しい大会。ウェブで発見し、すぐに参戦を決めたレース。
参加賞が朝採れたての地元レタスというのも野菜好きの私にとってたまらない。本来のコースは、林道メインのスムーズ&スピードコースのはずだったが、当日朝まで降り続けた雨の影響で路面は泥となり、テクニカルコースに一転。
最近はコロナの影響で海外レース参戦がめっきり減り、気づけば長距離MTBレースに参加するのは昨年の11月以来。やはりゼッケン付けてスタートラインに並ぶのは嬉しい。このワクワク感がたまらなく好きだ。
チームで参加しているライダーもいるので、スタートからクロカン並みのハイスピード展開。
今回の私の中での課題はオーバーペースから入って、そこからどれだけ落とさずにペースを4時間キープできるか。
1周目はほぼ全開に近いスピードで追い込み、トップで2周目へ突入。
ここで思わぬアクシデント。泥のハイスピードの下りでペダルを木の根?岩?に激しくヒットして派手に飛んで顔面と肩から落車。急いで復帰しようとするが、機材のダメージや、思ったより痛みもあり、大事を取って棄権も考えたほど。
辞めるにしてもフィニッシュ地点には戻らないといけないので、とりあえず曲がったハンドルバーを直して、骨折など大怪我はしていないことを確認してゆっくりと乗車。
慎重に乗っていたら身体もバイクもなんとか大丈夫そうなので、レース続行を決意。
情けないクラッシュをした自分に怒りが込み上がってきて、モチベーションも集中力も上昇して再びハイペースモードへ!
最初の1時間はオーバーペース気味で進行し、ここからはいかにペースダウンを最小限に抑え、キツい状況に耐えながらタイムを維持できるかが勝負。
ある意味ここからが私にとってのリアルスタートだ。
トップ独走状態ではあるが、チームは途中でフレッシュなライダーに交代するので気は抜けない。このいつ追い付かれるかわからない緊張感があるおかげでペースを落とさないように踏ん張ることができた。
そして、コース上で同じように各々の目標へ向かって頑張る皆の姿にもとても勇気づけられた。できるだけ声をかけるように心がけて、皆で励まし合う感覚でレースを進めた。
特に、泥の難コースを果敢に攻める子供たちの走りには感動させられた。
疲労と共にメンタルも落ち込みそうになるが、できるだけ思考をポジティブに持っていくよう心がける。
MCの方に「池田選手は終始笑っていましたね」と言われたけれど、辛くても無理矢理にでも笑うと、不思議と疲れも和らぐ感覚がある。口角を上げるだけでも効果を感じるのでこれはお勧め(笑)
泥の影響で刻々と変わる走行ラインを「前の周ではこっち行ったけど、今回はこっちでトライしてみよう」といったゲーム感覚で楽しんでみる。特に同じコースを何回も回るので、敢えて普段行かないラインを攻めたり、飽きない工夫も大切にしている。
気づけば最終周回となり、残ったパワーを余さずに振り絞る。
最後の登りできっちり出し切って、綺麗な新緑の中の高速ダウンヒルセクションへ。
気持ちよく疾走しながらフィニッシュラインへ。
やっぱり全力出すって最高の気分だ!20周回、約58.65km、獲得標高約1831m。
総合優勝。表彰後のジャンケン大会ではプレゼンターまでやらせていただき、最後まで皆様と楽むことができました。
アットホームな雰囲気の素晴らしい大会の運営に心から感謝です。
4時間のアドベンチャータイムを一緒に楽しみ、共有してくれた全ての方達にも感謝です。
いつもサポートしてくれる妻にも心から感謝です。
そして未来の有望選手たちと出会えたことも嬉しかったです。これからもMTBを思い切りエンジョイしてね(^^)