大会名:SDA in 王滝
大会ウェブサイト:http://www.powersports.co.jp/sda/
開催地:長野県王滝村
開催日時:2018年9月16日
距離:60km
順位:3位
・2018年キング・オブ・MTB王滝シリーズ:優勝
豪雨による被害により一時中止と報告されたが
大会運営陣の尽力により再開催に至った今大会。
レースルートは、120kmの本コースは被害のためにまだ使用できないので、ダメージの少ない18kmコース使用しての3周回(1周、2周のカテゴリーもあり)。
「SDA in 王滝」は、私にとって非常に大きい存在。
大会を通じて毎回自身を成長させてもらっている。
レースだけではなく、
王滝村の方達の優しさ
美しい大自然
そこに集まる仲間
その輪は来るたびに広がっていく。
近年の王滝村は噴火、台風、豪雨など天災の被害が多く
厳しい状況が続いている。
そんな時だからこそ足を運び
厳しい状況が続いている。
そんな時だからこそ足を運び
微力ではあるが大好きな王滝村と大会を盛り上げていきたい。
レースレポート:
雨の心配もあったが当日のスタートには晴れ間も見えるほどに天候は回復していた。
例年の6時スタートと比べると今回の8時スタートは、あたりも明るく、気温も暖かく、いつもと違う王滝レースでとても新鮮に感じた。
先導車に誘導されてのニュートラルスタート。
©︎Sayako Ikeda
雨の心配もあったが当日のスタートには晴れ間も見えるほどに天候は回復していた。
©︎Sayako Ikeda
©︎Sayako Ikeda
先導車に誘導されてのニュートラルスタート。
グラベルロードに乗る片岡選手のスピードが速く、そのペースに先導車もつられてダートコースに入る前から早くもレーススピードに突入し、先頭集団が形成され始めていた。
ダートに入るとさらにばらけ始め、上りの中盤ではすでに視界には前を走る2選手に絞られていた。松本駿選手が軽快な走りで先行し、2番手の山中選手も力強く登っている。
私は二人について行こうとするが、徐々に離されて早くも一人旅となってしまう。全力でペダルを踏んでいるが、それがスピードに繋がらない。
疲労が抜けていないのか?
何が原因?
今考えても仕方のないことに頭は混乱する。
ネガティブな自分を塞ぎ込もうとするが、
身体も悲鳴をあげているので全く余裕がない。
心と体がちぐはぐで本来ならタイムを稼ぐ下りでも無駄にブレーキを使ったりと負の連鎖。
2周目ループ入り口で応援団の熱い声援を受ける。
©︎Yukihiro Kato
皆の一所懸命に応援してくれる顔を見たとき
歪んでいた自分の顔が笑顔に変わり、その瞬間に「ふっ」と身体の余計な力が抜けるのを感じた。
©︎Motohiro Takaki
そこからは視野が広がり
再び前を見て、前を追う姿勢を取り戻した。
目が三角になりすぎてとても恥ずかしい走りをしていた自分に気づかせてくれた皆には感謝しかない。
2周目、3周目は現状のパフォーマンスに苛立つことなく
今日の、この瞬間瞬間のベストを尽くすことに集中できた。
周回コースということもあり、コース上で他の参加者と励ましあうことができ、それは私にさらなるエネルギーを与えてくれた。
周回区間はスピード落とすことなくほぼ同じラップを刻み、
下りも一周目と比べると明らかにスピードを感じることができた。
しかしながら前を走る松本選手と山中選手の後ろ姿を捉えることはなかった。
前の山中選手まで25秒差まで迫ったが(レース中は知らず)
3位でフィニッシュゲートを通過。
©︎Sayako Ikeda
私が初めて王滝に出場した2011年も松本選手、山中選手に次いで3位。そこから2位、優勝、連覇と順位を上げていった。今また結果を出せない時期が来ているが、あの当時の初心を思い出させてくれた貴重なレースとなった。
©︎Sayako Ikeda
これも先輩である松本選手と山中選手のおかげ。
お二方の今も変わらずに一線で走り続けている姿は尊敬の念に堪えない。松本駿選手、心からおめでとうございます。
また追いかけさせていただきます。
©︎Sayako Ikeda
今回のSTARAVAデータを見返すと、最初の120kmレースでも使われる10.36kmの登り区間の私のベストタイムは2015年の39分41秒(この年は優勝)。120km走りながらも今回の私のタイムよりも3分16秒も速い。例年路面コンディションが変わったりするけれど、今回は少しウェットではあったが当時と比べると決して悪くはなかった。このタイムを過去の栄光には絶対にしたくない。絶対にまた超えてみせる。
今レースは3位ではあったが、
2018年シリーズ戦では優勝することができた。
春の「SDA王滝100km」、「ヒルクライムin王滝村」、そして今回の秋の「SDA王滝60km」の3戦の合計タイムで順位を競う年間シリーズ戦「キング・オブ・MTB王滝」
©︎Yoshihiro Yamamoto
年間シリーズ優勝は実に2013年以来。
調整が厳しい時もあったが一戦一戦確実に
諦めずに全力を尽くして本当に良かった。
久しぶりということもあり
素直に心から嬉しい優勝だった。
次は完全優勝を目指したい。
過去の自分を超える戦いは続きます。
たくさんの応援とサポートありがとうございました。
©︎Yoshihiro Yamamoto
年間シリーズ優勝は実に2013年以来。
調整が厳しい時もあったが一戦一戦確実に
諦めずに全力を尽くして本当に良かった。
久しぶりということもあり
素直に心から嬉しい優勝だった。
次は完全優勝を目指したい。
過去の自分を超える戦いは続きます。
たくさんの応援とサポートありがとうございました。
池田祐樹
〜超戦〜
TOPEAK ERGON RACING TEAM USA
レース中機材・装備:
バイク: Canyon LUX CF チームエディション
ブレーキ:Shimano XTR
ドライブトレイン:Shimano XTR, フロント34T
タイヤ: MAXXIS IKON 2.2 (F&R), 前後20PSI
シーラント:Finish Line Tire Sealant
グリップ: Ergon GS1
グローブ: Ergon HM2
ペダル: Shimano XTR
ヘルメット: Limar Ultralight+
工具・サドルバッグ・ボトルケージ: Topeak
チェーンオイル:Finishline ceramic wet
補給食:GU、パワーバージェル&VESPAプロ、Sayako’s Kitchen
ソックス:C3fit
テーピング:ニューハレ
ケーブル/ワイヤー:JAGWIRE
ヘッドバンド:Halo II (ヘイロ II) プルオーバー
チームジャージ:Primal Wear
パーソナルスポンサー:
チームスポンサー:
Fox
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以下、繰り返しになりますがNHK文化センター講演会のお知らせ詳細です!
たくさんのご参加お待ちして下ります(^_^)!
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以下、繰り返しになりますがNHK文化センター講演会のお知らせ詳細です!
たくさんのご参加お待ちして下ります(^_^)!
◆◆プロアスリートが語るマウンテンバイクレースの世界!◆◆
【横浜ランドマーク教室】
NHK BS1「グレートレース」で放送されたマウンテンバイクレース。
池田祐樹選手が、オーストラリア、モンゴル、ヒマラヤの地で繰り広げられた過酷なレース模様やその舞台裏、そしてプロアスリートとして強くなるための日々のトレーニングや食事法などを語ります。
NHK BS1「グレートレース」で放送されたマウンテンバイクレース。
池田祐樹選手が、オーストラリア、モンゴル、ヒマラヤの地で繰り広げられた過酷なレース模様やその舞台裏、そしてプロアスリートとして強くなるための日々のトレーニングや食事法などを語ります。
◆講座名:「NHKグレートレース マウンテンバイクで世界を駆ける」
◆講師:マウンテンバイク プロアスリート 池田 祐樹
◆日時:2018年9月30日(日)13:30~15:00
◆会場:横浜ランドマーク教室