日本に帰国しています。
まだ情緒不安定なところはありますが
彼はきっと皆が暗くなっていることを望まないでしょう。
あの皆を幸せにする満面の笑みで
私たちを見守ってくれていることでしょう。
彼に負けないくらいの笑顔で
今日を、今を、この瞬間を精一杯生きます。
ナラヤン・ゴパル・マハラジャンの
ご冥福を心からお祈りします。
Rest in Peace my dear friend Narayan Gopal Maharajan.
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事故が起こる前日までのレースの様子を備忘録的にレポートしておきたいと思います。
©︎Etienne Van Rensburg
中止となる4日目まで非常に調子が良かったです。
©︎Etienne Van Rensburg
1日目
地元民によるコース案内ミスというアクシデントに見舞われ、優勝こそ逃しましたが2位まで追い上げることができました。
2日目
スタートから落ち着いてレースを運び、
2位に15分近く差をつけて1位。
このタイム差で総合一位に。
3日目
高い標高と山岳コースにめっぽう強いネパール勢に食らいつきながら3位。
3日終えて総合順位は2位に大差をつけて1位。
非公式リザルト:
https://www.mtb-worldwide.com/rumble-in-the-jungle/ritj18-starting-list/
©︎Etienne Van Rensburg
超ラフなロックセクション
ジャングルの泥セクション
多くある川渡り
標高差
気温差
雨
など
身体だけでなく、
機材にも大きく負担がかかる毎日のコースでした。
日々メカニックトラブルに悩まされる選手が多い中
私は信頼のバイクと装備でトラブルは一切なく
安定してトップの位置をキープできました。
これもメカニック、チーム、スポンサーの多大なサポートのおかげです。
本当に感謝です。
©︎Etienne Van Rensburg
スリランカ前に行った高地トレーニング(岐阜県の飛騨御嶽高地トレーニングエリア)の効果を出せたことも勝因の一つでした。
前回、前々回の同レースでは標高の高いステージ(大体1500mを越えたあたりから)に入ると
順位が著しく下がり、本来のパフォーマンスが発揮できなかった苦い思い出がありました。
今回は、標高に強く、登りのエキスパートであるネパールのナショナルチームライダー達としっかり競い合えていました。
大会直前の高地トレーニング合宿は標高1850m地点にある岐阜県・胡桃島キャンプ場コテージに8日間宿泊し、1500〜2000m付近でトレーニングを行いました。
その前の王滝100kmのレース遠征を含めると11日間は標高1000m以上で過ごしていました。
できる限りの準備をして臨む。
その大切さも今回改めて学びました。
©︎Etienne Van Rensburg
結果は非公式なものになりましたが
今回の「勝てる」レース経験と感覚は
私の中で非常に意味のあるものでした。
近年、狙ったレースで勝てることがなかなかできなくて悩んでいました。
たくさんの応援、サポート
ありがとうございました。
まだ色々な思いが混沌とはしていますが
来週末から2ヶ月に渡る長期アメリカ・南米コロンビア遠征がスタートします。
このスリランカで経験した全てのことを生かして前へ進みたいと思います。
本日帰国後、初めて自転車に乗りました。
やっぱり好きです。MTB。